アスパラガスを煮て、マヨネーズをかけるだけでまさに絶品( ^∀^)
お酒もグイグイ進みます。
しかし実は、煮ている時点でアスパラガス特有の栄養素が失われていると聞いたら驚きますか?
アスパラガスには水溶性の栄養素が多く、水を使用した料理は向いていないんです。
この記事ではこんなことがわかります。
- アスパラガスの栄養成分
- 効果効能は?
- 美味しいアスパラガスの選び方
- 保存方法を紹介!
- 効果的に栄養成分を摂る方法
アスパラは「煮るもの」だと思っているのでしたら、多くの栄養を失っている可能性があります。
ぜひこの記事を読んでアスパラガスの栄養を効率よく摂取してください^^。
文部科学省「食品成分データベース」
この記事の目次
アスパラガスの栄養成分と効果効能は?
アスパラガスにはこんな栄養素が含まれています。
- ビタミンA
粘膜を保護することで免疫力アップ。
- ビタミンB1・B2
エネルギーを効率的に作り出すことで疲労回復・ダイエット効果も。新陳代謝向上も期待。
- ビタミンC
色素沈着防止により美白効果が期待。抗酸化作用もあり。
- ビタミンE
「若返りビタミン」と呼ばれるほど強い抗酸化力。
- カリウム
過剰な水分を排出することで、むくみ防止効果が期待。
- カルシウム
骨や歯を形成する栄養素なだけでなく、血中に存在するカルシウムイオンには精神安定効果がある。
- 食物繊維
腸の活動を正常に戻すことで、便秘改善効果が期待。
アスパラガスには、こんなにたくさんの栄養成分が含まれているんです^^。
ただし、アスパラガスは90%以上が水分の野菜なので、上記の「栄養素の量」としては多くないことには注意してください。
しかし、「アスパラガスならではの成分」があり、こちらに注目していただきたいです!
アスパラならではの栄養成分の効果効能がすごい!
アスパラならではの成分が4つあります。
これら栄養素が、すごい効果効能を秘めているんです!
1.アスパラギン酸でデトックス!?
アスパラギン酸という名前からもわかる通り、アスパラの特徴的な栄養成分です。
アスパラギン酸は茎より穂先に多く含まれています。
アスパラは大昔から利尿作用が強い食材として知られ、膀胱炎や尿路結石の防止・坐骨神経痛に効くとして治療に用いられてきました。
その「利尿作用」はアスパラギン酸によるものなんです!
アスパラギン酸は利尿作用を高め、毒素を体外に排出する作用があります。
また、アスパラギン酸には、疲労の原因物質である乳酸を分解する効果があり、疲労回復が期待できます。
アスパラギン酸はもやしにも多く含まれています。
2.メチルメチオニンで食欲増進
メチルメチオニンとは、「キャベジン」「ビタミンU」などと呼ばれ、胃腸の回復効果が期待できる栄養成分です。
メチルメチオニンは胃の粘膜を保護。さらに、胃の血流をよくすることで胃酸から守る機能があります。
3.ルチンで免疫力向上が期待
ルチンは「そばの実」にも多く含まれる栄養素で、血流をよくすることで動脈硬化予防や血圧改善が期待できる栄養成分です。
また、毛細血管に弾力を与えて強くする効果もあります。
アスパラでは穂先の部分に多くのルチンが含まれています。
「そば」には血液サラサラ効果や血圧改善効果があることで有名ですよね?
「韃靼そば茶」という商品を聞いたことがあると思います。
その血圧改善効果はルチンによるものなんですね!
4.GABAでストレス軽減!
GABAには気持ちを落ち着かせてストレスを軽減する作用があります。
GABAで有名なのは「チョコレート」です。
GABAが多く含まれていることを表示しているチョコレートが多く販売されています。
GABAが不足すると、いわゆる「キレる」ことが多くなります。
GABAには興奮物質を抑える作用があり、不足すると興奮が抑えられなくなるんです。
高齢になるとGABAが不足するので、怒りが抑えられなくなることが多くなります。
ストレスを感じることが多い方は、アスパラを積極的に食べていきましょう!
美味しいアスパラガスの選び方
美味しいアスパラガスを選ぶには3つのポイントがあります。
- 穂先の大きさ
- はかまの形
- 切り口
穂先がふっくらとしていて、淡い緑色のものを選んでください。
穂先が「キュッ」としまっているものは硬い味がするものが多いです。
また、「はかま」が正三角形で均一に並んでいるものを選んでください。
「はかま」とは、アスパラガスの茎にあるトゲのようなもののことです。
「はかま」が均一に並んでいるアスパラガスはしっかり成長した証拠です。
最後に切り口を見てください。
切り口が丸く、導管(切り口に見える点々)が目立つものはしっかり成長した証で美味しいです^^。
アスパラガスの保存方法を紹介。賞味期限は?
アスパラガスは冷蔵保存がおすすめです。
アスパラガスを常温で保存すると生長(成長)が早まり、鮮度が悪くなってしまいます。
アスパラガスは乾燥に弱いため、湿らせたキッチンペーパーなどで包んで「立てて」冷蔵保存してください。
冷蔵保存をすることで3・4日の賞味期限になります。
冷凍保存をする場合は?
アスパラガスを食べやすい大きさに切って、茹でてから冷凍保存をします。
フリーザーバックなどに入れる前に、しっかり水分を拭き取ることを忘れないでください。
水分が残っていると、冷凍した際にアスパラガス同士がくっついて固まってしまい使いにくくなります。
冷凍保存をすることで約1ヶ月保存ができます。
アスパラから栄養成分を効果的に摂る方法
アスパラ独特の栄養素である、アスパラギン酸とルチンは水に強いが「熱に弱い」です。
一方、GABAとメチルメチオニンは水溶性で水に溶け出てしまいます。
そのため、得たい効果により調理法を変えることをお勧めします。
- デトックスや血液サラサラ効果が得たい
サッと煮る調理、生食がお勧め。
- ストレス軽減や胃腸の回復がしたい
スープごと食べる料理(味噌汁など)、生食がお勧め。
唯一アスパラガスの栄養全部を取れるのは「生食」です。
簡単に生食ができるのは「スロージューサー」です。
スロージューサーならアスパラガスの栄養全部を欠損することなく摂ることができます。
▼野菜townではスロージューサーでの栄養摂取をオススメしています。▼
https://vegetables.yasaioisii.net/archives/5150/
スロージューサー以外でアスパラを「生」で食べる場合、少し手間を加えましょう。
少しの手間で、繊維を感じることなく食べることができます。
まずは皮をピーラーで剥いてください。
その後、塩で優しくこすって、水洗いをします。
この手間を加えるだけで、青臭さや繊維を感じることなく美味しくアスパラガスを食べることができます。
赤ちゃんの離乳食にいつから使える?アレルギーは?
アスパラガスを離乳食に使用する場合、中期(生後7・8月頃)から始めてください。
アスパラガスは繊維が多いので皮を剥いてよく茹でるか、穂先の方を中心に使用します。
気をつけていただきたいのは、アレルギーです。
アスパラガスはアレルギーを起こしやすい食べ物です。
赤ちゃんがその場では元気でも、あとで頭痛や吐き気が出る「遅発性」のアレルギーもあるので、少しの量で様子を見るようにしてください。
まとめ
ほとんどが水分で、ビタミンやミネラルは少ないアスパラガス。
しかし、実はアスパラガス特有の栄養成分が、すごい効果を秘めているんです!
アスパラガスに含まれるアスパラギン酸・ルチン・メチルメチオニン・GABAによりこんな効果が期待できます。
- デトックス効果
- ストレス軽減作用
- 胃の修復
- 免疫力向上
非常に幅広い効果を期待できます^^。
アスパラガス特有の栄養素は水溶性の栄養素があったり、熱に弱い栄養成分があります。
そのため、最もいいのは「生」です。
皮をピーラーで剥き、塩でこすることで青臭さや繊維を感じることなく食べることができます。
また、スロージューサーなら野菜の栄養全部摂ることができるので、野菜好きでしたら1台は持っておくと便利ですよ。
私はスロージューサーを毎日使い倒しています^^。
https://vegetables.yasaioisii.net/archives/10373/