1個が大きいので、コストパフォーマンスが良いキャベツ。
キャベツを1個丸々買ってしまうと使い方に困ってしまい「大量消費の方法」を探すのはあるあるです^^。
そんな家計に優しいキャベツですが、実は栄養素に優れているんです。
なおかつカロリーも低いので、キャベツは安心してダイエットにも使えます!
この記事ではこんなことがわかります。
- キャベツの栄養素や効果効能
- キャベツはダイエットに向いてる?
- 種類と特徴
- キャベツは二日酔いに効く?
- 保存方法
- 効果的にキャベツの栄養を摂る方法
この記事を読むと、キャベツがただのコスパの良い野菜ではないことがわかります。
キャベツを、ありがたく食べれるようになりますよ・・!
文部科学省「食品成分データベース」
この記事の目次
キャベツに含まれる栄養素と効果効能を紹介!
キャベツは1個が大きくコストパフォーマンスがいいので、多くのご家庭の強い味方です^^。
そんなキャベツにはこんな栄養素が含まれています。
- カロリー・・23kcal
- タンパク質・・1.3g
- 脂質・・0.2g
- 食物繊維・・1.8g
- ビタミンC・・41mg
- ビタミンK・・78μg
- カルシウム・・42mg
- カリウム・・200mg
キャベツは家計の味方なだけではなく、非常に幅広い栄養素を含んでいる野菜ということがわかります^^。
また、アメリカの「国立がん研究センター」が、がんに強い野菜や果物をピラミッド形式で紹介しています。
一番上の「最重要の欄にキャベツがある」のがわかると思います。
それくらい、キャベツは他野菜・果物に比べて多くの栄養が含まれているんです。
これから、キャベツを食べることでどんな効果が期待できるのか紹介します^^。
1.胃腸を修復。胃痛・二日酔い防止効果が期待!
キャベツには珍しいビタミンの、ビタミンUという栄養素が含まれています。
ビタミンUは胃酸の分泌を抑える作用や、胃を修復・保護する効果が期待できます。
「キャベジンは二日酔いの時に飲む」というイメージがあると思いますが、飲食で疲れた胃腸を修復することで二日酔いを軽減する効果が期待できるんです。
また、ビタミンUは血管の壁を修復する作用もあります。
そのため、動脈硬化や血栓の予防効果も期待できます。
2.カルシウムの吸収率アップで骨を丈夫に!
骨を形成するカルシウムですが、実は「吸収率が良くない」栄養素だということをご存知でしたか?
牛乳のカルシウムは40%、野菜のカルシウムは19%しか吸収できないとされています。
カルシウムを多く摂るためには、量だけではなく「吸収率」を考える必要があります。
カルシウムの吸収率を上げてくれるのが、キャベツに多く含まれる「ビタミンK」です。
キャベツにはカルシウム・ビタミンKの両方が含まれているので、骨粗鬆症予防効果がより期待できる野菜なんです^^。
3.抗酸化作用によりエイジングケア(美肌)が期待できる。
キャベツの葉2・3枚で一日に必要なビタミンCが摂取できるほど多くのビタミンCを含んでいます。
ビタミンCには抗酸化作用・色素沈着の防止により、美肌(美白)効果やエイジングケア効果が期待できます。
また、ビタミンCは粘膜の保護作用もあるので、免疫力向上も期待できます。
4.便秘改善やコレステロールの吸収を抑えてダイエット効果!?
キャベツには食物繊維が多く含まれています。
食物繊維は腸に刺激を与えることで便の排出を促す効果が期待できます。
また、食物繊維はコレステロールの吸収を抑える作用があるので、ダイエット効果も期待できるんです^^。
5.むくみ改善や解毒(デトックス)効果が期待できる。
キャベツにはカリウムが含まれています。
カリウムは体内の水分を正常にする作用があります。
日本人はナトリウム(塩分)を食事から多く摂取しがちで、体内水分が多い方が多いです。
カリウムは過剰に溜まった水分を排出する機能があるので、むくみ改善効果が期待できるんです。
カリウムによる水分排出は、尿として排出されます。
尿が出る際に毒素も一緒に排出されるので、解毒(デトックス)効果も期待できます^^。
キャベツはダイエットの向いた野菜?
キャベツを食事の前に食べるという「キャベツダイエット」が流行っています。
本当にキャベツがダイエット向きと言えるのでしょうか?
キャベツの100gあたり(可食部)のカロリーは23kcalです。
100gあたり23kcalとは、野菜の中でもかなり低カロリーの部類です。
他の主な野菜とカロリーを比較すると・・・。
- キャベツ・・23kcal
- 大根・・18kcal
- 玉ねぎ・・37kcal
- 人参・・39kcal
キャベツのカロリーは低めですよね?
さらに、キャベツにはタンパク質や食物繊維、さらに他栄養素も幅広く含まれているので安心してダイエットに利用できます。
また、キャベツ1個が大きく安上がりなのもダイエット向けですね^^。
キャベツには胸(バストアップ)に効果がある!?
キャベツにはホウ素(ポロン)が含まれています。
ホウ素(ポロン)とはミネラルの1種で、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌を助ける働きがあります。
その結果、胸(バストアップ)に効果があると言われています。
しかし、この科学的根拠は見られないので、噂くらいに見ておくのが良いと思います・・。
キャベツは二日酔いに効く?
キャベツのビタミンU(キャベジン)は、飲食で疲れた胃を修復する効果があり二日酔いに効果が期待できます。
しかし、二日酔いで歩くのも辛い状態の時、キャベツを食べるのは困難ですよね・・・。
キャベツからビタミンUを摂るのは現実的ではありません(汗)。
やはり、二日酔いには栄養ドリンクの「キャベジン」からビタミンUを摂るのが良いと思います^^。
キャベツの種類と特徴
キャベツには大まかに分けて4種類あります。
- 春キャベツ・・春に摂れるキャベツ。柔らかく甘い。結球が緩くふわっとしている。(画像左)
- キャベツ(一般的)・・硬めなので、ロールキャベツなどに向いている。しっかりと実が詰まっている。(画像真ん中)
- 紫キャベツ・・アントシアニンが豊富で、ポリフェノールを摂りたい方向け。(画像右)
- 芽キャベツ・・1口サイズで、カットせず1個そのままポトフなどに入れて使用する。
キャベツの収穫時期や色味・大きさによって違いがあります。
一般的に食べているキャベツは青臭さが少しありますが、春キャベツになると甘みが強く臭みが気にならなくなります。
また、紫キャベツはアントシアニンという、紫色の色素ならではのポリフェノールが含まれており、抗酸化作用が期待できます。
芽キャベツはカットせず、そのままポトフなどの使用するキャベツです。
芽キャベツは丸ごと煮るため中に火が通りにくいので、少し長めに茹でると良いと思います。
キャベツの保存方法を紹介!
キャベツに限らず葉野菜は乾燥に弱いです。
キャベツの鮮度を長く保つには、芯をくり抜きそこに濡れたキッチンペーパーを入れます。
さらに、このキャベツをビニール袋に入れて冷蔵保存してください。
この方法で冷蔵保存することで、賞味期限は2週間になります。
また、キャベツの一部を使用する際に縦にカットしてしまうと、断面が空気に触れてしまうので鮮度が悪くなります。
キャベツの一部を使用する場合は、一枚ずつ剥がして使用するようにしましょう!
冷凍保存する方法は?
キャベツの冷凍方法は非常に簡単です^^。
食べやすい大きさに切ってフリーザーバックに入れて保存をするだけです。
この冷凍方法で賞味期限は約1ヶ月になります。
冷凍したキャベツは、そのまま「パラパラ」と使用してください。
「焼きそば」や「お味噌汁」、「炒め物」など様々な用途があるので便利ですよ^^。
キャベツの栄養を効果的に摂る方法(レシピ)
キャベツのビタミンCやビタミンU(キャベジン)は水溶性です。
そのため、煮てしまうのは勿体無い。
一番良いのは「生」で食べることです。
キャベツは生で食べても違和感がなく、「サラダ」や「とんかつの添え物」などに利用できますね^^。
最近流行りの「無限キャベツ」も、水を使用しないのでおすすめです。
下のリンクにおすすめの無限キャベツのレシピを載せていますので参考にしてください^^。
生キャベツが苦手な方におすすめのレシピ
キャベツは生がいいのはわかったけど、生キャベツの味が苦手・・・という方もいるといると思います^^。
そのような方に「鶏ささみと茹でキャベツ・わかめサラダ」を紹介します!
レシピの手順
- 鍋に生姜と長ネギの青い部分を入れて煮立たせる
- 鶏ささみを入れて2・3分煮る
- 火を消して湯がぬるくなるまで自然に待ち、鶏ささみを割く
- キャベツを一口大に切って茹でる
- 鶏ささみ・茹でキャベツ・ワカメをボールに入れる
- ドレッシングを作り、サラダと混ぜ合せて完成
野菜townでは、姉妹サイト「野菜townのいつものごはん」で詳しいレシピを紹介しているのでぜひ参考にしてください!
まとめ
キャベツは1個が非常に大きく、コストパフォーマンスが良いのでご家庭の強い味方ですね^^。
しかしキャベツは安いだけでなく、様々な栄養素を含んでいます。
レモンに匹敵するほどのビタミンC、毒素を排出するカリウム、豊富な食物繊維、胃腸を回復するビタミンUなどなど・・・。
栄養素を含んでおり、かつカロリーも低い野菜なので安心してダイエットにも利用できます^^。
キャベツは水溶性の栄養素が多いので「煮る」料理には向きません。
サラダ・油料理の添え物などキャベツは様々な利用の方法があるので、ぜひたくさん摂っていただけたらと思います^^。