甘酢っぱいさくらんぼ。
贈答用としても人気で、格式の高さを感じますよね・・!
そんなさくらんぼには栄養素だけでなく、非栄養素と呼ばれるポリフェノールなどが豊富に含まれています。
今回の記事では、簡単なタネの取り出し方なども紹介しているのでぜひ参考にしていただければと思います^^。
- さくらんぼの栄養素と効果効能の紹介
- カロリーは高い?ダイエット向き?
- 品種と特徴
- 旬と産地
- 美味しいさくらんぼを選ぶコツ
- 保存方法は?
- 綺麗にタネをとる方法
この記事を読んでいただくことで、さくらんぼにより詳しくなると思います。
さくらんぼを食べたくなって、スーパーに走ってしまうかもれませんよ・・!
文部科学省「食品成分データベース」
この記事の目次
さくらんぼの栄養素や効果効能を紹介!
甘酸っぱくて美味しいさくらんぼに、どんな栄養素が含まれているのか気になりますよね?
さくらんぼの「主な栄養素」を紹介します^^。
- カロリー・・60kcal
- 脂質・・0.2g
- 食物繊維・・1.2g
- ビタミンC・・10mg
- ビタミンB1・・0.03mg
- ビタミンB2・・0.03mg
- カリウム・・210mg
- 鉄・・0.3mg
- 葉酸・・38μg
さくらんぼの栄養素は文部科学省の「食品成分データベース」で調べています。
さくらんぼには、カリウムや鉄・葉酸などのビタミン・ミネラルが幅広く含まれており、食生活の補助にぴったりの果物です。
栄養面で特徴的なのは「鉄分」。
鉄分は血流を増やし貧血予防に効果がある栄養素です。
また、非栄養素である有機酸(クエン酸など)や、ポリフィノールである「アントシアニン」などが多く含まれています。
アントシアニンは眼精疲労の軽減に役立ちます。
さくらんぼは幅広い栄養素と、さくらんぼ独自の非栄養素によって様々な効果が期待できるんです^^。
1.抗酸化作用でエイジングケア(美容)や生活習慣病予防が期待できる
さくらんぼの抗酸化作用は、ビタミンCやポリフェノールから期待できる効果効能です。
私たち人間は大気汚染やストレス、食生活環境の悪化によって、活性酸素(フリーラジカル)が発生しやすい環境にあります。
活性酸素(フリーラジカル)は体を錆びさせることで生活習慣病の原因になります。
また、細胞を攻撃することで細胞の正常な形成を妨げ、老化(シミ・シワ)などの原因とも言われます。
さくらんぼは活性酸素を軽減する効果が期待できるので、アンチエイジング(美容)や生活習慣病の予防が気になる方にはぴったりの果物です^^。
2.疲れにくい体や、疲れ軽減効果が期待できる
さくらんぼを食べると、甘さと同時に「酸っぱさ」も同時に感じると思います。
この「酸っぱさ」は、有機酸(クエン酸やりんご酸など)が原因です。
有機酸は乳酸を分解する作用があります。
乳酸は疲労の原因となる物質です。
その乳酸を分解してくれるので、疲れにくい体の形成や疲労軽減のサポートが期待できます。
3.便秘改善効果が期待できる
さくらんぼには食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は腸に刺激を与えたり、便に水分を与えることで便通を正常に戻す作用があります。
また、さくらんぼは、糖アルコールの一種である「ソルビトール」を含んでいます。
ソルビトールは食物繊維と同じく、便の水分を増やして便を排出させたり、腸に刺激を与えることで便秘改善効果が期待できます。
ソルビトールと食物繊維のダブルの効果で、より便秘改善が期待できますね!
ソルビトールは虫歯予防効果も期待できます。
4.血流改善効果で貧血予防が期待?
さくらんぼには鉄分と葉酸が含まれています。
「鉄分と葉酸」共に、血液を作る作業(血造)に関わる重要な栄養素です。
体に取り込んだ酸素は血液に乗って身体中に送り届けられます。
つまり、鉄分と葉酸を摂ることで血液量が増し、酸素運搬が効率的になります。
その結果、貧血改善効果が期待できます。
さくらんぼはカロリーが多いの?ダイエット向き?
さくらんぼは非常に甘いので、食べ過ぎると太るイメージがあると思います。
本当にさくらんぼはダイエットには向かないのか?調査します。
「さくらんぼが太る果物」か調べるには、カロリーと糖質を調べる必要があります。
- カロリー・・50kcal
- 糖質・・約10g
さくらんぼ一粒のカロリーは5kcal、糖質は0.98〜1.12g(1gとしています)とされており10粒で50kcal、糖質10gになります。
ご飯1杯で約220kcalと言われていますので、その1/4のカロリーになりますね!
さくらんぼは10粒食べれば満足する量だと思いますので、それでご飯1/4のカロリーで済むのであればカロリーが低いと言えます。
ちなみに、ご飯1杯の糖質は約55.2gですので、さくらんぼ10粒は1/5の糖分摂取で済むのもいいですね^^。
ダイエットをされている方でも、さくらんぼ10粒程度であれば食べても問題ありません。
さくらんぼの品種と特徴を紹介!
さくらんぼには、たくさんの品種があります。
スーパーで見かけることが多いのは「佐藤錦」という品種です。
品種によって味や特徴が異なるので、紹介していこうと思います^^。
- 佐藤錦・・主流の品種。種が小さく肉が多い。
- 高砂・・酸味がある品種。実はアメリカの品種を輸入したもの。
- 紅秀峰・・酸味が少なく甘い。日持ちします。
- 南陽・・ハート型で黄色が強い色合いをしています。
- 月山錦・・果肉が黄色いのが特徴。甘みが強く大粒。
- ナポレオン・・ヨーロッパで古くから栽培されていた。果肉が硬い。
- ビング・・アメリカンチェリーの主な品種。
さくらんぼの産地に住んでいない限り、多くのスーパーでは「佐藤錦」のみが販売されていると思います。
インターネットで「さくらんぼ」と検索すると様々な品種が出てくるので、上の表を参考に色々食べてみると面白いと思います^^。
アメリカンチェリーと国産さくらんぼの違いは?
味はさくらんぼの方が甘く、アメリカンチェリーは酸っぱさが強いように思います。
しかし違いは味より「栄養素」にあります。
アメリカンチェリーは、さくらんぼに含まれるマグネシウムや銅といったミネラル群が少ないんです。
しかし、アントシアニンという目の眼精疲労に効果が期待できる成分が多く含まれています。
「味」か「摂りたい栄養素」でさくらんぼ・アメリカンチェリーの選ぶ基準にすると良いと思います。
さくらんぼの旬と産地は?
さくらんぼの旬は4月〜7月が旬の果物です。
主な産地は山形県で、出荷量の約8割が山形県産のさくらんぼです。
さくらんぼは雨に当たると裂果しやすいため、雨が少ない山形県や北海道が主な産地になっています。
さくらんぼを選ぶコツを紹介!
美味しいさくらんぼを選ぶ際は3つのポイントを見て下さい。
- 果梗(枝の部分)
- 大きさ
- 傷
まずは果梗(柄の部分)を見て下さい。
新鮮なさくらんぼは果梗(柄)が水々しいです。一方、鮮度の悪いさくらんぼは萎れています。
次に大きさです。
さくらんぼは大きい実のものが、よく成長し甘いとされています。
大き目のものを選びましょう。
最後に傷です。
傷があるとそこから悪くなったり、虫が入ることもあります。
傷がない綺麗な実のものを選んで下さい^^。
さくらんぼの保存方法は?
さくらんぼは温度変化に弱い果物です。
そのため、常温で販売されていた場合は、冷暗所に保存。
冷蔵で保存されていたものは冷蔵庫に保存をして下さい。
保存する際は乾燥から防ぐため、プラスチックのケースから一旦出し、新聞紙などに包んでから保存をして下さい。
それでも3日以上は持ちません。早めに食べるようにして下さい。
冷凍方法は?
さくらんぼは種をとって、重ならないようにフリーザーバックに入れて冷凍することで、約1ヵ月保存ができます。
冷凍をすると細胞が壊れてしまい、解凍すると「ベシャッ」とした食感になってしまいます。
冷凍したさくらんぼは、ジャムやシャーベットとして食べるのがおすすめです。
さくらんぼの種の簡単な取り出し方
さくらんぼを冷凍する際には種を取り出すのですが、種を「綺麗に簡単」に取る方法をシェアします^^。
ストローの先端を斜めに切って、果梗(柄)の方から刺してスプーンのように取り出す方法です。
クックパッドにわかりやすい記事があったので、参考にして下さい^^。
まとめ
さくらんぼは、幅広い栄養素を含んでいるので食生活の栄養補助としてぴったりの果物です。
また、非栄養素であるアントシアニンや有機酸(クエン酸など)が含まれており、疲労軽減などの効果も期待できます。
アメリカンチェリーは国産さくらんぼと似ていますが、さくらんぼに比べてミネラル分が少ない果物です。
しかし、アントシアニンが多く含まれており、目の疲れ軽減効果を期待される方はアメリカンチェリーの方がいいでしょう!
さくらんぼはカロリーも低いので、食べすぎは注意しながら生活に取り入れていくと、栄養の足りない部分を補充してくれると思います^^。