ほうじ茶の「香ばしさ」がたまらなく美味しいですよね?
ほうじ茶がどうやって作られるかご存知ですか?
ほうじ茶は、あの香ばしさからわかる通り、茶葉を焙煎しています。
焙煎(加熱)するからこそ、他のお茶とは栄養素が異なっています。
カフェインが少なく、カフェインが苦手な方でも飲めるんです。
この記事ではこんなことがわかります。
- ほうじ茶の効果効能の紹介
- ほうじ茶はダイエット向き?
- 赤ちゃんに飲ませても大丈夫?
- おすすめアレンジレシピ
ほうじ茶は、カフェインが少ないながらも体を温める成分が入っており、冷え性改善に効果的です。
冷えがちな女性には特にオススメです^^。
文部科学省「食品成分データベース」
この記事の目次
ほうじ茶とは?
ほうじ茶とは、煎茶・番茶・茎茶を焙煎したものになります。
ほうじ茶は焙煎しているのでカフェインが少なくなっており、カフェインが気になる方でも飲みやすいのが特徴です^^。
1杯のカフェイン量 | |
コーヒー | 100mg |
緑茶 | 180mg |
紅茶 | 45mg |
ほうじ茶 | 30mg |
カフェインが少ないのはいいのですが、ビタミンCやカテキンも同時に少なくなっており、味の癖がなくさっぱりして飲みやすいお茶です^^。
ほうじ茶の効果効能6選!
1.リラックス効果
テアニンはアミノ酸の一種です。
ほうじ茶に含まれるアミノ酸の半分以上がテアニンです。
テアニンには旨味があり、ほうじ茶の「旨味」はテアニンが作り出しています。
ほうじ茶に含まれるテアニンには、リラックス効果が期待できます。
テアニンを摂取した人の脳を調べてみた結果、眠気を引き起こすことなく、気分をリラックスさせる作用があることがわかっています。
引用:RRONTEO
2.冷え性改善
ほうじ茶には、ピラジンという成分が含まれています。
ほうじ茶は焙煎しているのでカフェインは少なくなりますが、ピラジンは他のお茶に比べて多くなっています。
ピラジンは血管拡張効果があります。
血管が拡張することで血流が良くなります。そのため、体を温める効果があります。
3.殺菌・抗菌効果
ほうじ茶のカテキンには、殺菌・抗菌効果があります。
茶は、腸管に感染するコレラ菌、赤痢菌、チフス菌、呼吸器に感染する百日咳菌、肺炎マイコプラズマ、食中毒を起こす腸炎ビブリオ、サルモネラ、黄色ブドウ球菌、また水虫を起こす白癬菌、胃十二指腸潰瘍の原因菌とされるヘリコバクター・ピロリ、溶血性尿毒症症候群を起こす腸管出血性大腸菌O157、さらに多くの抗生物質が効かないMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)、ペニシリン耐性肺炎球菌など、多くの細菌や真菌(かび)に対して抗菌効果を示します。
引用:公益財団法人 世界緑茶法人
抗生物質が効かない菌に対しても抗菌作用あるほど、強い作用があります。
風邪やインフルエンザが流行る季節には、ほうじ茶を積極的に摂っていきたいですね^^。
4.抗酸化作用(エイジングケア)
ほうじ茶には、ビタミンCやビタミンEが多く含まれています。
ビタミンCは美肌作用で知られていますが、抗酸化作用もあるんです。
また、ビタミンEは「若返りビタミン」と言われるほど抗酸化作用が強いビタミン。
私たちは、生活環境の変化によって活性酸素(フリーラジカル)が発生しやすい環境に生きています。
活性酸素は体の外側(老化・シミ・シワ)だけでなく、体の内側(血管・内臓)も酸化させます。
体の酸化はあらゆる生活習慣病の原因になるんです。
5.脂肪分解でダイエット効果が期待
ほうじ茶に含まれるカテキンには、脂肪分解作用が期待できます。
また、糖質や脂質の吸収を抑える効果も期待できます。
「糖質ダイエット」とも言われる通り、糖質はダイエットのキモです。
6.体臭や口臭を改善
ほうじ茶のカテキンとクロロフィルには、体臭や口臭を改善する作用があります。
ほうじ茶の口臭消しとして有名なのが「ニンニク臭にはお茶がいい」というもの。
これは、お茶に含まれるカテキンがニンニク臭を消してくれるからです。
ご飯の後など口臭が気になる時に、ほうじ茶をお勧めします^^。
ほうじ茶はダイエットに最適?
ほうじ茶のダイエット効果は「カテキン」によるものです。
ほうじ茶にはカテキンが多く含まれていますが、他のお茶に比べて少ない。
・カテキンの含有量
煎茶 | 12% |
番茶 | 10% |
烏龍茶 | 7% |
ほうじ茶 | 2% |
ダイエット目的でお茶を取り入れるのであれば、ほうじ茶は向いていません。
煎茶や番茶を取り入れた方がダイエット効果を期待できます^^。
赤ちゃんに飲ませても大丈夫?
赤ちゃんは内臓の発達が未熟なので、カフェインを分解する力が弱い。
そのため、赤ちゃんにほうじ茶を与えるのはお勧めできません。
ただ、赤ちゃん用ほうじ茶(ノンカフェイン)が販売されているので、赤ちゃん向けのほうじ茶でしたら与えても大丈夫です^^。
赤ちゃん向けのほうじ茶でも、カテキンは含まれており、抗菌・殺菌作用が期待できます。
無理してほうじ茶を与える必要はありませんが、もし与えるのであれば赤ちゃん向け(ノンカフェイン)のほうじ茶を与えるようにしてください。
ほうじ茶のアレンジレシピ
ほうじ茶自体でも美味しいですが、毎日飲んでいると飽きてきますよね?
そこでほうじ茶のアレンジレシピを2つ紹介します。
1.生姜ほうじ茶
使用するのは「ほうじ茶と生姜」だけです^^。
生姜自体にも体を温める作用があります。
ほうじ茶はピラジンにより体を温める作用があるので、生姜・ほうじ茶のダブル効果で体を温めてくれます。
作り方は簡単で、ほうじ茶に擦りおろした生姜を入れるだけです。
体を温めるには、最適のお茶です^^。
参考:CHAKATSU
2.ほうじ茶ラテ
使用するのは、「ほうじ茶と牛乳」だけです^^。
ほうじ茶に牛乳を入れ、クリーマーなどで泡立てるだけで完成です。
甘みが欲しい方は、はちみつを入れるとより甘みが出てきます。
はちみつ入りほうじ茶ラテもオススメですよ^^。
参考:伊藤園
まとめ
ほうじ茶は香ばしさがあり、ごくごく飲みやすいお茶です。
それは、茶葉を焙煎しているから香ばしさを出し、カフェイン等を飛ばしているからなんです。
ほうじ茶には様々な効果効能がありますが、特徴的なのは「体を温める作用」です。
ほうじ茶の豊富な「ピラジン」が血管を拡張し、体を温めてくれます。