大根を使用した糖質ダイエットが流行っています。
なぜ大根を使用するのかというと、糖質やカロリーが低いのはもちろんのこと、ダイエットに効果のある成分がたくさん含まれているからです^^。
しかし、具体的に大根にはどんな成分が含まれていて、カロリーがどれくらいなのか知らない方も多いはず!
そこで今回は、大根のカロリーや糖質・ダイエットに効果的な成分を調べています。
この記事でこんなことがわかります。
- 大根のカロリーを他野菜と比較
- 糖質を他野菜と比較
- 大根のダイエットに効果のある成分とは?
- 大根を使用した効果的な糖質ダイエットの方法
- 大根の糖質制限おすすめレシピ
大根を使用した糖質ダイエットに興味がある方は、きっと参考になると思います^^。
この記事の目次
大根のカロリーは?他野菜と比べてみる
大根の主な栄養素を紹介します。
- カロリー・・18kcal
- タンパク質・・2.0g
- 脂質・・0.2g
- 炭水化物・・3.3g
- 食物繊維・・2.6g
- カリウム・・340g
- カルシウム・・170g
- β-カロテン・・2300g
大根100gあたりのカロリーは18kcalです。
18kcalって少ないの?多いの?
と、気になる思いますので、他野菜と比較してみます^^。
- 大根・・18kcal
- ブロッコリー・・33kcal
- ねぎ・・34kcal
- 白菜・・14kcal
こうして他野菜と比べてみると、大根はカロリーが低い野菜ということが言えますね。
補足
含まれる栄養素は文部科学省の「食品成分データベース」で調べています。
大根の糖質は?他野菜と比較してみる
大根の糖質は0.7g(100gあたり)です。
※炭水化物3.3g-食物繊維2.6g=糖質0.7g
糖質を他野菜と比較してみます。
- 大根・・0.7g
- ブロッコリー・・0.8g
- ねぎ・・5.8g
- 白菜・・1.9g
大根の糖質を主な野菜と比較してみると、大根の糖質は最も少ないことがわかります。
糖質ダイエットに向いている野菜だということが言えそうです。
しかし、大根がダイエットに向いているのは糖質が少ないことだけが理由ではありません。
大根にはダイエット効果が期待できる成分がたくさん含まれているんです^^。
大根に含まれるダイエットに向いた成分
大根はカロリーや糖質が低く、ダイエットに向いた野菜と言えます。
しかしそれだけではなく、大根にはダイエット効果が期待できる成分がたくさん含まれているんです^^。
- アミラーゼ
- イソチオシアネート
- 食物繊維
- カリウム
1.アミラーゼで炭水化物を効率よく分解!
アミラーゼは消化酵素の一種です。
アミラーゼを摂ることで、炭水化物の消化を促進してくれます。
炭水化物は糖質と食物繊維です。
糖質は過剰に摂ると体に脂肪として蓄積されてしまうため「炭水化物ダイエット」が流行ったんですね。
アミラーゼを積極的に摂ることで糖質を体外に排出しやすくなります。
また、消化に負担がかからなくなることで、代謝に酵素を使うことができるようになります。
消化に負担がかからなければ当然代謝が上がるので、ダイエット効果が期待できます^^。
2.イソオシアネートで活性酸素除去
イソオシアネートは大根の辛味成分のことです。
大根は下(葉から遠い部分)に行けば行くほど辛くなり、イソオチアネートの含有量も多くなります。
イソオチアネートは脂肪の吸収を抑える効果や、活性酸素を除去する働きが期待できます。
活性酸素は体を老い・疲れの原因となるものです。
体が酸化することで、細胞が適切に活動できなくなります。
活性酸素を除去することで疲れが溜まりにくくなり活動量が増えますので、ダイエット効果が期待できます。
また、美肌やガン予防の効果があるとされています。
3.食物繊維で適切に便を排出
食物繊維は2種類あります。
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維です。
水溶性食物繊維は水分の足らない「コロコロ」の便に水分を与えることで排出を促します。
不溶性食物繊維は便の量を増やすことで腸に刺激を与え、排出を促します。
大根にはこの両方の食物繊維が含まれているので、便秘に効果が期待できます。
体の中に長期間「便」が滞在することで、食べ物の栄養を適切に腸から吸収できません。
また、腸にこべりついて取れなくなった便を「宿便」と言いますが、この宿便が1kg以上体内にあることもあるそうです。
食物繊維を摂って便を排出することはダイエット効果があります。
4.カリウムで過剰な水分を排出
カリウムは体の水分を適正に保つ効果があります。
お酒を飲んだ翌日に顔がパンパンに腫れる。
立ち仕事の翌日足が腫れる。
これらは「むくみ」と呼ばれ、顔や足に水分か過剰に溜まった状態です。
むくみを解消してくれるのはカリウムです。
顔や足に溜まった水分を体外に排出してくれるんです。
水分は重いので、顔や足から排出されることでダイエット効果が期待できますよ^^。
大根の効果的な糖質ダイエットの方法
大根に含まれる栄養素から見て、大根にダイエット効果が期待できます。
大根での糖質ダイエットの方法を調べていると、辛味成分のイソオチアネートや、消化酵素のアミラーゼは熱に弱いので「大根おろしで食べるのが一番」という記載があります。
しかし、それでは量が食べられませんよね?
大根を使用して最もダイエット効果が期待できるのは「食前に食べること」です。
カロリーや糖質の低い大根を食前に食べて、食事の量(摂取カロリー)を減らすのが最もダイエット効果が期待できます。
ダイエットの基本は「消費カロリー>摂取カロリー」です。
大根は値段が安い上、量も多く入っているので食前食べにぴったりの野菜なんです。
ここからは、大根を食前食べして摂取カロリーを減らすための簡単レシピを紹介します。
大根の糖質制限おすすめ”簡単”レシピ
今回紹介しているレシピは、簡単に作れて食前に軽く食べられる料理を紹介します。
手が止まらないほど美味しいものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください^^。
- 【もんじゃ風】大根のトロトロ煮
- 大根スティック
- 大根ステーキ
- 大根スティックフライ
1.【もんじゃ風】大根のトロトロ煮
「【もんじゃ風】大根のトロトロ煮」を紹介します^^。
レシピの手順
- 大根をすりおろす
- 生姜・ニンニクを擦って加える
- 大根おろしに「めんつゆ・水・砂糖」を加えて混ぜ合わせる
- フライパンでじっくり煮詰める
野菜townでは、姉妹サイト「野菜townのいつものごはん」で詳しいレシピを紹介しているのでぜひ参考にしてください!
2.大根スティック
- 大根・・5cm
- マヨネーズ・・少々
まず、大根の皮を厚めに剥いてスティック状に切ってください。
その後、大根を柔らかく茹で、器に盛ってマヨネーズを添えたら完成です。
糖質ダイエット向けにカットされた大根を購入する時は、下の方の大根を購入した方が良いです。
大根の下の方には辛味成分であるイソチオシアネートがたくさん含まれているからです。
ダイエット効果がさらに高めてくれますよ^^。
3.大根ステーキ
- 大根・・6cm
- 水・・200ml
- マヨネーズ・・大さじ3
- コチュジャン・・小さじ1
- ごま油・・大さじ1
大根は皮をむき幅1.5cmに切る。
フライパンにごま油をひき、両面に焦げ目がつくまで焼く。
焦げ目がついたら水を加え、蓋をして5~7分煮る。
お皿にもり、マヨネーズ・コチュジャンの合わせタレをかけたら完成。
4.大根スティックフライ
- 大根・・6cm
- 片栗粉・・大さじ3
- 塩・・小さじ2
- 青のり・・適量
- 揚げ油・・適量
大根は皮ごと角1cmの棒状に切り、片栗粉をまぶす。
170度に熱した揚げ油に大根を入れてカリッとするまで揚げる。
油から引き上げたら、塩・青のりをまぶして完成。
大根は辛味成分のイソチオシアネートや消化酵素のアミラーゼなど、ダイエットに効果のある成分を多く含んでいます。
しかし、そのダイエット効果を求めて大根を食べるより、食前に大根を食べて食事の量(摂取カロリー・糖質)を減らす方がダイエット効果が高いです。
大根は糖質・カロリーが非常に低く、大根一本食べてもご飯一杯分くらいのカロリーしかありません。
まさに糖質ダイエットに向いた野菜と言えます。
紹介したレシピを参考にして、たくさん大根を食べて「摂取カロリー<消費カロリー」生活を実現していただければと思います^^。