最近、お茶のメーカーが「ジャスミン茶」を販売するのをよく目にしますね。
例えば、伊藤園のRelaxジャスミンティー。
また、私の近くのスーパーではPB(プライベートブランド)のお茶のラインナップの一つとして、ジャスミン茶の販売を始めました。
そんなジャスミン茶ですが、どんなお茶で、どんな効果効能があるお茶なのか知っている方は少ないはず!
ということで、こちらの記事でジャスミン茶について詳しく紹介します^^。
この記事ではこんなことがわかります。
- ジャスミン茶とは?
- ジャスミン茶の栄養はウーロン茶や緑茶と同じ!?
- 期待できる効果効能
- ジャスミン茶の淹れ方
ジャスミン茶は「何の茶葉」を使用したお茶なのかご存知ですか?
ジャスミン茶のことを「もっと知って美味しく飲みたい!」という方には、きっとこの記事が参考になると思います^^。
文部科学省「食品成分データベース」
この記事の目次
ジャスミン茶とは?
ジャスミン茶とは、緑茶やウーロン茶の茶葉に花の香りをつけたものを言います。
「ジャスミン茶って緑茶やウーロン茶なの??」と思いますよね。
実は、茶葉には香りを吸着する効果があり、「マツリカ」の花の香りを茶葉に移したものがジャスミン茶なんです。
ちなみに、マツリカとはこんな花です。
ジャスミン茶は中国では薬代わりに使用されてきたこともあり、その効果はお墨付きです!
覚えていただきたいことは、ジャスミン茶の栄養や効果効能は「使用する茶葉によって栄養素が変わる」ということです。
ここからは緑茶とウーロン茶の栄養素を比較するので「緑茶由来のジャスミン茶」か「ウーロン茶由来のジャスミン茶」のどちらが自分に合っているか、見ていただけたらと思います。
ジャスミン茶の栄養素を紹介!緑茶・ウーロン茶で比較
ジャスミン茶に含まれる主な栄養素を、緑茶(煎茶)・ウーロン茶を比較して紹介します。
補足
緑茶には「煎茶」と「玉露」があり、それぞれ含む栄養素が異なります。今回は、一般的な緑茶である「煎茶」の栄養素を紹介します^^。
緑茶(煎茶) | ウーロン茶 | |
カロリー | 2kcal | 0kcal |
タンパク質 | 0.2g | 0g |
脂質 | 0g | 0g |
食物繊維 | 0g | 0g |
カリウム | 27mg | 13mg |
カルシウム | 3mg | 2mg |
葉酸 | 16μg | 0μg |
ビタミンB1 | 0mg | 0mg |
ビタミンC | 6mg | 0mg |
緑茶の方が栄養素が高いことがわかりますね!
ただ、ウーロン茶には「ウーロン茶ポリフェノール」というウーロン茶にしかない成分を含んでいます。
ウーロン茶ポリフェノールは、抗酸化作用や中性脂肪の燃焼、油の分解をする力があります。
「黒烏龍茶」という商品がありますね?これはウーロン茶ポリフェノールを多く付加したウーロン茶なんです。
一方、緑茶にはカテキンが多く含まれています。
カテキンには抗酸化作用・脂質の代謝促進・リラックス効果があります。
ウーロン茶の特徴は、ウーロン茶ポリフェノールによるダイエット効果。緑茶のカテキンは、リラックス効果。
ご自分の欲しい効果によってジャスミン茶を選ぶと、ジャスミン茶の生活をより楽しめると思います^^。
ジャスミン茶の効果効能5選!
ここからは、基本的なジャスミン茶である「緑茶ベース」のジャスミン茶の効果効能を紹介していきます^^。
1.リラックス効果、安眠効果
ジャスミンの香り成分である「ベンゼルアセテート」や「リナロール」にはリラックス効果があります。
休日に家でゆっくりと本を読んだり映画を見たりする時に、ジャスミン茶を隣に置いておくと、より休息効果が高まりますよ^^。
2.抗酸化作用でエイジングケア
ジャスミン茶に含まれるカテキンには、強い抗酸化力があります。
抗酸化力の強いと言われる「ココアポリフェノール」やブルーベリーの「アントシアニン」などとは比べ物になりません!
抗酸化とは、私たちの体を酸化させる「活性酸素フリーラジカル」を除外することです。
活性酸素はストレスや喫煙、大気汚染や食生活の悪化などにより多く発生し、現代に生きる私たちは避けることができません・・・。
活性酸素は体の外側(肌などの見た目)だけでなく、体の内側(内臓・血管等)も錆びさせます。
抗酸化をすることでシミ・シワだけでなく、あらゆる生活習慣病の予防効果が期待できます。
3.口臭予防
ジャスミン茶に含まれるカテキンには、口臭を予防する効果があります。
朝起きてすぐの気になる口臭に効果てきめんです^^。
また、にんにく・ニラ・ネギなどの香りが強い食べ物を食べた時にも口臭除去が期待できます。
黒にんにくもおすすめですよ^^
4.コレステロール値抑制によるダイエット効果
ジャスミン茶に含まれるカテキンには、コレステロールを抑制し、脂肪の吸収を防ぐ効果があります。
コレステロールの抑制や脂肪の吸収を抑えることで、ダイエット効果が期待できます。
また、コレステロール値の上昇は血栓の原因になります。
もし血栓が脳にできれば脳梗塞に、心臓にできれば心筋梗塞になります。
5.覚醒効果
ジャスミン茶にはカフェインが含まれています。
カフェインにはご存知の通り、覚醒効果があります。
仕事や勉強をしなければいけないのに、どうしても眠い・・・。そんな時にジャスミン茶はおすすめです^^。
ちなみに、ジャスミン茶は「ベースとなる茶葉」によりカフェイン量が異なります。
緑茶ベースやウーロン茶がベースの場合は100mlあたり20mg。
市販のペットボトルですとカフェイン量が異なっており、100mlあたり9mgです。
補足
ジャスミン茶には、少ないとはいえカフェインが含まれています。赤ちゃんなど小さいお子様・妊婦の方は飲むのを控えた方が良いです。
美味しいジャスミン茶の淹れ方
ジャスミン茶の茶葉を買って飲まれる方もいると思います。
淹れ方を文字で説明するより、動画で見た方がわかりやすいですよね?
そこで、とっても綺麗でわかりやすい動画があったので、紹介します^^。
- 急須、茶海、カップの順にお湯を映して湯を温める。
- 茶壺に茶葉(3~5g程度→小さじ1程度と考えてください)を入れます。
- お湯を注ぎ、すぐに捨てます(洗茶)。
- 70~80度のお湯を注ぎ、蓋をします。
- 1分~1分半蒸らします。
- 茶こしを使って茶壺から茶海にお茶を移します。
- お茶をコップに注ぎます。
茶海や茶こしが必要なので、もし持っていない方は難しいですね・・・。
もし茶海等をお持ちでなかったり、淹れるのを面倒に感じる方は、ペットボトルやティーバッグタイプのジャスミン茶を選ぶといいですよ^^。
まとめ
「ジャスミン茶葉」というものはなく、ジャスミン茶は緑茶やウーロン茶の茶葉に香りを移したものです。
そのため、栄養や効果効能は緑茶やウーロン茶と同じです。
ジャスミン茶の香りにはリラックス効果があります。
緑茶のカテキンにもリラックス効果があるので、家でのんびりする時は「緑茶由来のジャスミン茶」を飲むといいですよ^^。
ウーロン茶由来のお茶を選ぶ際は、ウーロン茶ポリフェノールによる「油分解・脂肪分解」効果を狙うといいです。
ぜひジャスミン茶を上手に生活に取り入れて、より充実した生活を送っていただけたらと思います^^。