甘い香りがたまらないココア。
ココアは「甘くて体に悪い」というイメージがありませんか?
しかし実は、砂糖のように甘いのは「味を調整している」ココアで、ピュアココアと呼ばれる「味を調整していないココア」はとっても体にいい飲み物なんです^^。
飲むだけでたくさんの健康効果が期待できるのが嬉しいですよね!
この記事ではこんなことがわかります。
- ココアとチョコレートは違う?同じ?
- ココアの栄養素を紹介!
- 効果効能は?
- ココアのアレンジレシピ
ココアにある食べ物を加えることで、さらに健康効果を高めることができます。
「アレンジレシピ」として紹介しているので、ぜひ参考にしてください^^。
補足
ココアは砂糖を加えていない「ピュアココア」がお勧めです^^。
文部科学省「食品成分データベース」
この記事の目次
ココアとチョコレートの違いは?
ココアは「カカオ豆」を使った飲み物です。
他に、カカオ豆を使った物と言えば「チョコレート」ですよね?
では、ココアとチョコレートは何が違うの?というと・・・、ほとんと一緒です^^。
図で紹介しますね!
カカオ豆からは「カカオマス」が抽出されます。
そのカカオマスからはココアバターと「残りのカカオマス」に分かれます。
そして、抽出されたココアバターからはチョコレートができ、「残りのカカオマス」からはココアが出来上がります。
ココアもチョコレートも同じくココア豆から出来上がるので、栄養成分に大きな違いはありません。
ココアの栄養素を紹介。ポリフェノールの効果嬉しい!
ココアの主な栄養成分を紹介します(ピュアココアという、砂糖などで味の調整をしていないココアです)。
- カロリー・・271kcal
- タンパク質・・18.5g
- 脂質・・21.6g
- 食物繊維・・23.9g
- カリウム・・2800mg
- カルシウム・・140mg
- マグネシウム・・440mg
- 鉄・・14.0mg
- 葉酸・・31μg
- ビタミンB1・・0.16mg
- ビタミンB2・・0.22mg
- ビタミンC・・0mg
カロリーが高く見えますね・・、飲み過ぎは注意が必要です。
しかし栄養成分を見ると、ココアにはビタミンはそれほど含まれていませんが、ミネラル群は非常に多く含まれているのがわかります。
カリウム・カルシウム・鉄など、体を作るための栄養素が豊富に含まれていますね。
食物繊維も多く含まれており、ごぼうより多くの食物繊維が含まれています。
補足
ごぼうの食物繊維(100gあたり)は、5.7gです。ココアの食物繊維量(100gあたり)は23.9g。ごぼうの約4倍の食物繊維を含んでいるんです!
栄養成分から見てもココアは優れていますが、栄養成分からは見えない「ココアポリフェノール」や「テオブロミン」にすごい効果があるんです!
ここからは、ココアを飲むことでどんな効果効能が期待できるのか詳しく紹介します^^。
ココアに期待できる効果効能は?
1.抗酸化作用でエイジングケア
ココアには「ココアポリフェノール」が含まれています。
ココアポリフェノールには抗酸化作用があります。
喫煙や大気汚染、ストレスや食生活の悪化によって活性酸素が多く発生します。
通常であれば、体内にある「スーパーオキシドジスムターゼ(SOD酵素)」が活性酸素を無毒化してくれます。
しかし、近年の生活環境の変化によって活性酸素を無毒化しきれません。
そのため、現代社会に生きる私たちは「抗酸化」をよく考える必要があります!
活性酸素は体の外側を酸化(老化・シミ・シワ)の原因になります(エイジングケアを考える女性は抗酸化をお勧めします)。
また、体の内側(血管・内臓等)を酸化させます。活性酸素はあらゆる生活習慣病の原因になるんです。
2.便秘改善効果とコレステロール低下
ココアには食物繊維が多く含まれています。
ココアの食物繊維量は、食物繊維が多いことで知られる「ごぼう」より多いんです。
食物繊維は便の量を増やすことで腸に刺激を与え、便の排出を促します。
また、水溶性食物繊維である「リグニン」は糖やコレステロールの吸収を抑えます。
3.血流の促進や冷え性改善
カカオポリフェノールには、血管を拡張する効果があります。
血管が詰まる場合、血管の炎症により狭くなっていることが多く、カカオポリフェノールはその炎症を止めるからです。
また、カカオに含まれるテオブロミンは血行を促進します。
血管が広がることで、動脈硬化の予防効果。
そして、血の流れが改善されることで体を温め、冷え性を改善します。
4.脳の健康維持効果
ココアに含まれる「テオブロミン」には脳の健康維持効果があります。
テオブロミンは、脳の神経細胞を促進させる「BDNF」を活性化させます。
神経細胞が活発になるので、記憶や学習などの脳の機能が向上します^^。
補足
ココアには、カフェインが微量ながら含まれているため、妊婦の方や子供に飲ませる量は注意してください^^。
ココアはカロリーが高くダイエットに不向き?
ココアは100gあたりのカロリーが271kcalと非常に多く、ダイエットに不向きと思われがちです。
しかし、ココアを100gも入れませんよね?
1杯に使用するココアは小さじ1杯です。そこから計算すると、1杯約11kcalです!
しかも、ココアの食物繊維にはコレステロールの吸収を抑える効果や、糖の吸収を抑える効果があるので、ダイエット効果が期待できる飲み物です。
ただ、これは味の調整のされていない「ピュアココア」でココアを作る場合です。
砂糖が入っているココアはカロリーが高くなるので注意してください^^。
ココアの『簡単』アレンジレシピ2選
ココアとして飲んでばかりなのも、飽きますよね?
そこで、ココアを簡単にアレンジして飲め、さらに効果を高めてくれるレシピを2つ紹介します^^。
- ジンジャーココア
- ソイココア
1.ジンジャーココア
- ココアパウダー・・大さじ1.5
- 水・・大さじ1
- 砂糖・・大さじ2
- 牛乳・・220~230ml
- 生姜汁・・小さじ1
鍋にココアパウダー、水、砂糖を入れて混ぜながら弱火にかける。
ツヤが出たら、牛乳を少しずつ加え、混ぜながら温める。
最後に生姜汁を加えたら完成です^^。
2.ソイココア
- ココアパウダー・・大さじ3
- 砂糖・・大さじ4
- 豆乳300ml
ココアパウダーを鍋に入れ、弱火で煎る。
香りが立ったら火を止め、砂糖と豆乳50mlを加えて混ぜる。
緩いペースト状になったら、残りの豆乳を少しずつ加えカップに注ぎ入れて完成です^^。
まとめ
ココアはミネラル群が豊富なので、栄養補助として飲むのもお勧めです。
しかしそれだけではなく、ココアには「ココアポリフェノール」や「テオブロミン」が含まれており、栄養成分以外からも様々な効果が期待できます!
- 抗酸化でエイジングケア
- 便秘解消とコレステロール低下
- 血流改善で冷え性改善
- 脳の健康維持
さらに、ココアに生姜を加えることで体を温める効果を向上させることができます。
また、豆乳を加えるとタンパク質を補給することもできます。
カカオは「飲むだけ」で様々な効果が期待できるというのが嬉しいところ。
ぜひ、生活に取り入れていただければと思います^^。