トロッとした食感がたまらない山芋(とろろ)。
とろろをご飯にかけるだけでたまりません・・・^^。
山芋は滋養強壮のイメージもありますが、他の効能として消化を助けたり、解毒効果があったりと様々な効果が期待できる食材です。
この記事ではこんなことがわかります。
- 山芋の栄養素は?
- 効果効能は?
- 山芋の種類と特徴
- 痒みを抑える方法
- アレンジレシピ
この記事を読んだら、山芋の効果効能に驚いてスーパーに買いに行きたくなるかもしれませんよ^^。
文部科学省「食品成分データベース」
この記事の目次
山芋(とろろ)の栄養素を紹介します!
山芋の中でも一般的な「長芋」の主な栄養素を紹介します^^。
補足
長芋はやまいも科の一つです。山芋と長芋は同じなんです。
- カロリー・・108kcal
- タンパク質・・4.5g
- 脂質・・0.5g
- 食物繊維・・1.4g
- ナトリウム・・5mg
- カリウム・・590mg
- カルシウム・・12mg
- マグネシウム・・19mg
- 鉄・・0.6mg
- βカロテン・・0μg
- ビタミンB1・・0.15mg
- ビタミンB2・・0.05mg
- ビタミンC・・7mg
- 葉酸・・13μg
山芋のカロリーは少ないです。
一方、食物繊維は多く含まれているので、満腹感を得ることができます。ダイエットにぴったりの食材なんです^^。
また、脂質は少なめながらタンパク質が豊富に含まれているので、太らない筋トレ(細マッチョ)を目指される方にもおすすめできます。
特に、山芋の成分で嬉しいのは「ジアスターゼ」という消化酵素が含まれていることです。
山芋はとろろにして食べることが多いですが「生食」ですよね?
なぜ生で食べられるのかというと、ジアスターゼが消化を助けてくれるからです。
山芋(とろろ)の効果効能を紹介!
1.消化酵素が消化を助ける!
山芋(とろろ)はジアスターゼという消化酵素を含んでいます。
消化するためには消化酵素が使われます。
酵素は2種類あります。消化酵素と代謝酵素です。
消化に酵素が使われると、代謝酵素(体を作る・免疫・解毒など)に力が使えません。
私たち現代人は「食べ過ぎ」と言われており、消化に大きな負担がかかっています。
様々な食べ物にとろろをかけて食べるのは、とってもおすすめですよ!
2.血糖値やコレステロール値を抑える
山芋(とろろ)には水溶性食物繊維がたくさん含まれています。
水溶性食物繊維は糖質吸収や、コレステロールの吸収を抑える効果があります。
糖質の過度な摂取は糖尿病の原因になります。
また、コレステロールの過度な摂取は血栓の原因になります。
血栓が脳にできれば脳梗塞になり、心臓付近にできれば心筋梗塞の原因になります。
山芋(とろろ)を食べてこれら生活習慣病を予防していきたいですね^^。
3.滋養強壮
山芋(とろろ)を食べると「元気になる」というイメージがありませんか?
山芋(とろろ)を食べて元気になるのは「アルギニン」によるものです。
アルギニンはアミノ酸の一種で、疲労回復や成長ホルモンの分泌、免疫力向上が期待できます。
元気が出ない時に山芋(とろろ)をバクバク食べるのはおすすめです!
4.むくみ改善効果
山芋(とろろ)にはカリウムが含まれています。
カリウムは過度な水分を排出する効果があります。
日本人は漬物や味噌汁などから塩分を多く摂取しがちです。
塩分が多いと、体の塩分濃度を下げるために水分を多く体に溜め込みます。
その結果、むくみや水太りの原因になります。
山芋の種類と特徴
山芋にはいくつか種類があります。
代表的な5種類を紹介します^^。
- 長芋・・山芋の中で最も一般的なもの。
- 自然薯・・山芋の王様と言われており、最も甘みや粘り気が強い。
- 大和芋・・南方原産で粘りが非常に強い。
- いちょう芋・・平べったく、いちょうの葉のような形をしている。
- ダイジョ・・亜熱帯地方で取れると山芋。
私たちが普段食べているのは「長芋」です。
山芋で最も有名な「自然薯」を食べたことありますか?
もし食べたことがなければ、一度は食べてみたいですよね!粘りの強さや甘みが段違いなんだそうです。
各地には自然薯を使用した蕎麦店などがあり、「自然薯 地域名」と検索すると、大きな都市であればあると思います。
自然薯、一度は食べてみたいですね^^。
山芋(とろろ)の痒みを抑える方法
山芋(とろろ)の痒みの原因は、シュウ酸カルシウムという尖った形の成分です。
山芋を洗うと痒みを抑えられるのですが、濡れるとぬるぬる感が強くなり、滑ってしまい調理が難しくなります。
そのため、キッチンペーパーを一枚挟むだけでも痒みを抑えられます。
「山芋と手の間に何かを挟む」と覚えていただけると、かなり料理がしやすくなりますよ^^。
山芋(とろろ)を美味しく食べるアレンジレシピ
山芋(とろろ)のアレンジレシピを3つ紹介します!
【とろろたっぷり】アボカドマグロ丼卵黄乗せ
山芋のフライ
山芋とろろ汁
- 山芋納豆ご飯
1.【とろろたっぷり】アボカドマグロ丼卵黄乗せ
レシピの手順
- マグロのつけダレを作る
- マグロをつけて10分以上冷蔵庫に入れる
- 白髪ねぎ・アボカドを切る
- 長芋をすり、とろろを作る
- ご飯の上にとろろ→アボカドマグロ→海苔→卵黄→白髪ねぎの順に乗せて完成
野菜townでは、姉妹サイト「野菜townのいつものごはん」で詳しいレシピを紹介しているのでぜひ参考にしてください!
2.山芋のフライ
- 山芋・・8cm
- 揚げ油・・適量
- 塩・・少々
- ドライパセリ・・適量
- ケチャップ・・適量
山芋は皮をむいて長さを半分に切る(スティック状)。
フライパン山芋を並べて揚げ油をヒタヒタに注ぎ、中火にかける。
油をきって塩とドライパセリを振り、ケチャップを添えたら完成です^^。
3.山芋とろろ汁
- 山芋・・150g
- だし汁・・600ml
- 卵黄・・1個分
- 味噌・・大さじ2
- 塩・・少々
- 青のり・・小さじ1/2
だし汁に味噌を溶いておく。
山芋は水気をキッチンペーパーなどで拭き取ってすりおろし、卵黄を加える。
味噌を溶いた「だし汁」を、山芋に少しずつ加えながら溶きのばし、塩で味を調整したら完成です。
4.山芋納豆ご飯
- 納豆・・1パック
- 山芋・・適量
- 麺つゆ・・60~80ml
- ご飯・・茶碗2~3杯分
まず、山芋をすりおろします。
ボウルに納豆・山芋、納豆のタレを入れて混ぜ合わせる。
そこに、麺つゆを少しずつ入れながら混ぜ合わせます。
大きめの茶碗にご飯を盛り、作った山芋納豆を乗せたら完成です。
まとめ
山芋はカロリーが低く、かつタンパク質が多いので「ダイエットしながら体つくりをしたい」方にぴったりの食材です。
山芋で摂りたいのは消化酵素のジアスターゼです。
現代は肉食・食べ過ぎ・添加物などで、消化に大きな負担がかかっています。
そのため、代謝酵素を満足に使えません。
山芋(とろろ)を生活に取り入れることで消化が促進され、代謝酵素を使えるようになります。
山芋はとろろだけではなく、様々な調理の仕方があります。
- 山芋のフライ
- 山芋とろろ汁
- 山芋納豆ご飯
ぜひ山芋を毎日の生活に取り入れて、胃腸(消化)の負担を減らしていただけたらと思います。
代謝酵素が使えるようになることで、きっと体の変化を実感できるはずです^^。