体臭が発生する原因を考えたことはありますか?
体臭を発生させる原因は体の内側にあります。そして、その原因は簡単に解消できるものです。
多くの方が体臭に悩まされるのは、その原因を知らないだけだけなんです。
「体臭を消す」という商品は多くありますが、その多くは体の外をケアするものです。
体の外をケアしても、根本的な原因は体の中にあるので一時しのぎにすぎず、再び体臭に悩まされることになります。
この記事ではこんなことがわかります。
- 体臭が発生する原因
- 体臭を体の内側から解消する方法
- 体臭を改善する野菜はこちら!
体臭の原因を知って、正しくアプローチしていけばきっと体質が改善されるはずです。
この記事を読んで、体の内側から体臭の根本原因をやっつけていきましょう!
この記事の目次
体臭が発生する原因
「なぜ体臭は発生するんだろう??」と考えたことはありますか?
実は、原因は3つしかないんです。
- 雑菌がタンパク質を分解
- 腸内の便の酸化
- 皮脂の酸化
以上の3つの原因によって体臭が発生しています。
体臭発生の原因はたった3つしかないと考えると、解決するのは簡単に思えてきませんか?
実際に体臭改善は難しくありません。
次から、体臭の原因に正しくアプローチするために、もう少し詳しく体臭発生の原因を紹介しようと思います。
体臭発生の原因1:雑菌のタンパク質(汗)分解
ここを間違えてほしくないのですが、汗自体に匂いは無いということです。
汗(特にタンパク質)を体に付着している雑菌が分解することで匂いが発生します。
汗腺には2つの種類があります。
の2つです。
こちらのアポクリン腺という汗腺が、タンパク質を含む汗を発生させています。
汗のタンパク質の多さは、食べたタンパク質の量と比例します。
肉中心のタンパク質が多い生活をしていれば、アポクリン腺はタンパク質を多く出します。
一方、タンパク質が少ない(野菜中心)の生活をしていればタンパク質を出しません。
体臭発生の原因2:腸内の便が酸化する
腸の動きが悪いと、便が腸の中にこべりついてしまうことがあります。
そして、長い時間腸の中に滞在することで次第に便は酸化していきます。
この酸化した便はかなり強烈な匂いを発します。
また、便は70%以上が水分でできており、体は便からも水分を吸収しています。
そして、酸化した便は血液を通して体中に周り、毛穴を通して匂いを発することになります。
便の酸化に対しては抗酸化物質を多く含む野菜を食べること。
便の排出に対しては食物繊維を多く含む野菜を食べることで対処します。
体臭発生の原因3:皮脂が酸化する
皮脂の酸化は高齢の方は特に注意が必要です。
皮脂が酸化することによって「ノネナール」という、高齢になると毛穴から出て来る物質はかなり強い匂いを発します。
この「ノネナール 」という物質は、40代以降になると急に発生しやすくなる物質です。
女性でも「ノネナール 」を持っていますが、男性に比べて皮脂が少ないため匂うことが少ないです。
しかし、油の多い食生活をすることで男性と同じように皮脂を発し、加齢臭を発するようになります。
やはりここでも「酸化」を防ぐことがキーワードになってきます。
体臭を体の内側から解消・改善する方法
ここまで体臭を発生させる原因を紹介してきました。
体臭を発生するものは体外ではなく体内に根本的な原因があり、こちらを解決することでもう体臭に悩むことは無くなります。
体臭を内側から解消・改善するにはこの3つのアプローチが有効です。
- 抗酸化物質を多く含む野菜を食べる
- 食物繊維を多く含む野菜を食べる
- 肉を減らし野菜中心の生活にする
という3つのアプローチです。
体臭改善1:抗酸化物質を多く摂取する
抗酸化物質とは、体の酸化を防いでくれる役割を持っています。
抗酸化物質を摂取することで皮脂の酸化や便の酸化を抑えます。
抗酸化物質は、特に野菜の皮に多く含まれています。
抗酸化物質を多く食べることで、便や皮脂の参加だけでなく、シワやシミの原因である皮膚の酸化も防ぐことができます。
体臭改善2:食物繊維で腸内環境改善
食物繊維を多く摂ることで、腸内の便を適切に排出します。
腸に便をこべりつくのを防ぐのと同時に、こべりついた便を排出させます。腸内で便を酸化させません。
食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があります。
コロコロ便が多く、便を出しても再びトイレへ行きたくなる方は不溶性食物繊維を。
硬い便が多く排便に大きな力が必要な方は、水溶性食物繊維を食べましょう。
不溶性食物繊維は「きのこ類」や「切り干し大根」に多く含まれています。
また、水溶性食物繊維は「海藻類」や「ごぼう」に多く含まれています。
体臭改善3:肉を減らし野菜中心の生活へ
汗中にタンパク質が多いのは、タンパク質が多い食生活をしていることが主な原因です。
お肉中心の生活ですね。
このお肉中心の生活を野菜中心の生活に変えれば、汗中のタンパク質が減り、タンパク質を雑菌が分解する際の不快な匂いの発生を抑える事ができます。
なんとなく「野菜を食べれば体臭を減らせるのかな?」と考えていると野菜中心の生活に置き換えることは難しいかもしれません。
しかし、「汗の中のタンパク質を減らす事で体臭を減らせる」という理由がわかれば、自然とタンパク質が多い食事を避ける事ができると思います。
体臭を改善する野菜はこちら
抗酸化物質を多く含む野菜
抗酸化物質を多く摂る事で便や汗を酸化から守ります。
抗酸化物質はこれらの野菜から効率的に摂取する事ができます。
トマト
トマトは有名な成分「リコピン」が多く含まれています。
さらに、βカロテンも多く含まれており、抗酸化力が強い野菜です。
リコピンはビタミンEの100倍も抗酸化力が強いと言われています。
ニンジン
ニンジンに含まれる「βカロテン」には強い抗酸化力があります。
βカロテンは体内に入ると「ビタミンA」に変化され、粘膜の保護や皮膚の健康維持に役立ちます。
ほうれん草
ほうれん草には「βカロテン」が多く含まれ、抗酸化が期待できます。
さらに、ビタミンやミネラルも多く含まれており、抗酸化だけでなくビタミン類も多く摂りたい時に最適な野菜です。
食物繊維を多く含む野菜
水溶性食物繊維
水溶性食物繊維は、硬くて出すのが大変な便が多い方に最適な食物繊維です。
ゼリーのような触感で、便を「とろっ」と包み込みます。
その力で、便から水分を失わせず、力のいらない排便を促します。
●海藻類(もずく、わかめ、昆布等)
海藻類は「ネバっ」としていますよね?
このネバっとした部分が水溶性食物繊維です。
もずくやわかめに多く含まれています。
●ごぼう
100gあたり2.3gの水溶性食物繊維を含んでおり、野菜の中で水溶性食物繊維の含有率はトップです。
ごぼうが苦手な方は、片栗粉をまぶして揚げるだけの「ごぼうの唐揚げ」がお勧めです。
高音で揚げてしまう事で、ごぼう特有の匂いを消す事ができます。
不溶性食物繊維
不溶性食物繊維は腸の中で膨らみ、便の量を増やす事で正常な腸の動きを取り戻します。
コロコロ便や、下痢と便秘を繰り返す方にお勧めの食物繊維です。
●切り干し大根
「グリニン」という食物繊維を持っています。
切り干し大根には、レタス1玉分の食物繊維があるんです。
切り干し大根は水につけてしまうとその成分が溶け出してしまうため、揚げてしまうのがお勧めです。
片栗粉はつけず、素揚げです。
これでたっぷりの不溶性食物繊維を摂る事ができます。
●きのこ類
特に舞茸が不溶性食物繊維を含んでいます。
続いてブナシメジ、ブナピー、エリンギと続きます。
キャベツやセロリも食物繊維を多く含むイメージが強いですが、100gあたりに換算すると2倍近くの食物繊維を含有しています。
さらに、カリウムやミネラル類も豊富で、体調を整える働きも期待できます。
体臭改善のまとめ!
体臭が匂う原因は3つでした。
という3つの原因です。
そして、この3つの原因に対して行う方法は3つです。
- 抗酸化物質を多く摂る
- 食物繊維で腸内環境改善
- 肉食生活から野菜中心生活へ
抗酸化物質を多く摂取することで、便の参加や皮脂の酸化を防ぐこと可能です。高齢臭も防ぐ事ができます。
同時に食物繊維を摂る事で、排便を正常にし、便の酸化や腸壁への便の付着(宿便)を排出する事で匂いの発生を防ぎます。
そして、野菜を中心生活にする事で、汗からのタンパク質発生を防ぎます。
世の中にある体臭の解決法は、体の外の菌を付着しないようにするものです。
これでは結局時間の経過と共に再び体臭に悩まされます。いたちごっこですよね?
体の内側に根本的な原因がありますので、こちらを解決していきましょう。
これらの解決策を実行に移す事ができれば、きっと体臭は改善されていくと思います。