野菜が嫌いな子供多いですよね。
ウチの子供も中々野菜を食べてくれませんでした。親としては心配で心配で仕方ありません。
「ごちそうさま〜」の後に、お皿に残った野菜を見ると「イラっ」してしまうこともしばしばです(汗)。
でも、最近進んで野菜を食べてくれるようになったんです!
今回は、その方法を紹介しようと思います。
大事だったのは「多く野菜を食べさせる経験をさせる」という事でした。
様々な工夫をして野菜に接する回数を増やす事で、野菜嫌いが克服(改善)されます。
無理やり食べさせるのではなくて、自然と食べさせる。
そんな方法を紹介していこうと思います。
この記事を読む事で、具体的にどうすれば野菜嫌いを克服できるのがわかるようになりますよ!
子供が野菜食べなくてイライラ!から解放されると思います^^。
この記事の目次
子供はなぜ野菜嫌いなのか?
子供が野菜を嫌いな理由。
それは、子供は「野菜に危険を感じる」からです。
こちらに子供の好き・嫌いな野菜のランキングがあります。
好きな野菜は味の主張が少なく、どんな料理に混ぜても違和感のない野菜が多いと思います。
一方、嫌いな野菜はセロリ・ゴーヤ・春菊など、独特な苦味や酸味・食感がある野菜が多いですね。
実は、独特な苦味や酸味がある野菜を避けるのは、人間の本能なんです。
人間が長い年月生き延びるために、毒性の強い野菜を避けてきた歴史があります。
昔、自衛隊のレンジャー部隊にいた方の話を聞いたことがあります。
長い時間、自然の中に身を置く状況に身を置くと、自然と食べるものと食べられないものを判断する「第六感」のようなものが働くそうです。
生き物やキノコや野菜をちょっと舐めてみて「これは食べられない」と、判断できるのだそうです。
これが子供の舌で、同じことが起きています。
子供の舌は純粋なので、苦味や酸味のある野菜は「危険」と判断して吐き出してしまうのでしょう。
ですから、嫌いな野菜があることは自然なんです。
せっかく作った料理が残っていたら「イラっ」としますが、これは本能なので当たり前のことなんです。
野菜嫌いを克服(改善)するために必要なのは野菜を食べる経験
野菜を食べる子供と嫌いな子供がいるのが不思議ですよね?
何が違うのかというと、「野菜を食べた」という経験が違うだけです。
「野菜は食べても大丈夫」と認識した数が多ければ多いほど、子供は野菜を食べるようになります。
ですから、私たちが何より考えなければならないのは、「いかに子供に野菜を食べる経験を多く与えか」だけです。
野菜嫌い克服方法9選
1、野菜を楽しく食べられる雰囲気を作る
親が「美味しい〜」と言って野菜を食べていたら、子供も「美味しいのかな??」と気になって食べたくなってしまうものですよね^^。
ウチでよくやるのは、「ニンジン食べる人〜?」と聞いて、子供が「はい!」と言う雰囲気を作っています。
また、妻の「ニンジン食べる人〜?」に私が「はい!」と言って口を開けながら顔を近ずけると、子供たちの競争心が煽られて、皆口を開けて「わたしわたし!」と進ん食べます(汗)。
進んで食べている訳ではないですが、これで「野菜を食べる経験」ができたらしめたものです。
2、子供と一緒に料理する
まず、エプロンを買ってあげましょう。
エプロンを買ってあげることで、私が料理をしていると、エプロンをつけてキッチンに立ってくれる回数がかなり増えました^^。
塩を振ったり、野菜の型抜きをしたりと簡単なことでいいんです。
「自分で野菜料理を作った」という経験をさせてあげられます。
自分で作った料理は自然と食べるものです。
もちろん食べる時は「◯◯ちゃんが作った料理美味しいよ〜、ありがとう!」と言ってあげます。すると、もっとキッチンに立ってくれるようになります。
3、野菜を細かくして料理に忍ばせる
フードプロセッサーなどを使って、野菜を細かくして料理に混ぜてあげましょう。
ウチでよくやるのが、ハンバーグなどのソースにすりおろしたニンジンを入れることです。
ケチャップが入っているのでニンジンの味はしません。
食べた後に「ニンジン入ってたんだけど気づいた?」と聞くことで、野菜を食べた経験を与えることができます。
4、野菜ジュースにする
ウチの子達は野菜ジュース大好きです。
特にニンジンは大量に常備し、毎朝飲んでいます。
ミキサー(スムージー)とスロージューサー(コールドプレスジュース)がありますが、おすすめはスロージューサーです。
不溶性食物繊維を排除するため「サラッ」とした質感のジュースができるので、子供が自然に飲みやすいです。
子供に飲ませる時は、果物を多く使いましょう。
本来は野菜と果物は食べ合わせがよくないのですが、りんごだけは相性がいいです。
りんごはどんな野菜と混ぜても美味しく飲むことができます。
りんごを使って甘くしてあげれば、ほとんどジュースです^^。
5、野菜の栄養を説明する
野菜にどんな栄養が入っているのか説明してあげると、野菜を自然に食べるようになります。
ウチでは栄養を説明する時に、この本で栄養を紹介する時が多いです。
ほとんど漫画なので、字が読めない子供でも「栄養がどんな感じなのか」理解できます。
「ニンジンにはβカロテンさんが入っているんだよ」と本と合わせて紹介するようにしています。
6、野菜をじっくり煮込む(蒸す)
子供は野菜の味だけでなく、野菜の硬く食べにくい食感が嫌いです。
野菜をじっくり煮込んで柔らかくしてあげると食べてくれます。
特にいいのは、蒸し野菜です。
スープのように汁ごと食べる料理は別ですが、茹でて野菜だけを取り出す場合には、野菜の栄養は水の中へ流れ出てしまいます。
これではもったいないです!
蒸すのが最も多く野菜の栄養を残し、かつ甘みを閉じ込める食べ方です。
揚げでも、衣によってコーティングすることで甘さを保つことができますが、揚げると野菜の酸化が考えられるため、蒸しが最もおすすめの調理法です。
7、野菜を食べたらたくさん褒める
野菜を食べられたら、「ありえないくらい」褒めてあげてください。
すると、子供の脳に「野菜を食べることは快感だ」とインプットされるようになります。
褒めることを繰り返すことで、「野菜→快感」と深く刻み込まれていきます。
すると、気づくと子供は野菜を食べるようになっています。
8、切り方を工夫する
野菜の切り方を工夫することで、野菜の食感を変えることができます。
- 野菜は繊維に沿って切る→シャキッとした食感
- 繊維を断ち切るように切る→柔らかくなる
子供には野菜を感じさせない「柔らかい食感」が好まれますので、繊維を断ち切るように切りましょう。
ただし、苦味や辛味は繊維を断ち切る事でさらに増します。
そのため、苦味のあるピーマンは繊維に沿って切る。
辛味のある玉ねぎも繊維に沿って切る。
という工夫をすると、より美味しく食べさせることができます。
9、無理やり食べさせない
無理やり食べさせることは絶対にやらないでください。
先ほどの「野菜を食べたらたくさん褒める」では「野菜→快感」というインプットがあります。
一方、無理やり食べさせることで「野菜→不快」というインプットになります。
無理やり野菜を食べさせる事で、子供はより野菜から離れて行くことになります。
野菜だけ残っている皿を見ると「イラっ」としますが、今まで紹介してきた方法で、子供の脳に「野菜を食べた体験」を少しずつ植えてあげていきましょう!
野菜townの子供の野菜嫌い克服まとめ
野菜嫌いを克服する方法はこちらの方法でした。
- 家族が楽しく食べる様子を見せる
- 一緒に料理する
- 野菜を細かくして混ぜる
- 野菜ジュースにする
- 栄養を説明する
- じっくり煮込む(蒸す)
- たくさん褒める
- 切り方を工夫する
- 無理やり食べさせない
という方法がありました。
いずれも、大事なのは「子供に野菜を食べる」という経験を多く与えるためという事です。
人間の本能で、苦味や食感が独特の野菜は嫌います。
子供が野菜を食べないのは普通のことなんです。
この野菜嫌いを、野菜を食べる経験を多く与えることで、
「野菜→食べて大丈夫」「野菜→快感」という脳に変えてあげることで進んで野菜を食べる子供に変えていきます。
無理やり食べさせるのではなくて、野菜を食べる経験を与えて、「数年かけて少しずつ変えてあげる」という気持ちで接していきましょう。
今日明日で、すぐには変わらないかもしれませんが、「野菜を食べる回数を増やす」と頭に入れておけば、数年後にはきっといい方向に変わっていくと思います^^。