青汁は体にいい。
「青汁が体にいい」というイメージを多くの方がお持ちだと思います。
しかし青汁に実際にどんな効果があるのか?、ということについては知らない方も多いはずです。
そこで今回は、青汁に原材料として入ることが多い、「大麦若葉」「明日葉」「ケール」の栄養素や効果効能について紹介します。
また、青汁に効果がないと感じている方も多いようです。
効果がないと感じる理由と、選ぶコツについても紹介しています。
この記事ではこんなことがわかります。
- 青汁とはどんな飲み物?
- 明日葉・ケール・大麦若葉の栄養素と効果・効能
- 青汁は飲んでも意味ない?その理由
- 効果が高い青汁を選ぶコツ
- 青汁の副作用について
以上のことがわかります。
青汁は野菜を食べる機会が少ない方に、ぜひ摂っていただきたい飲み物です。
この記事で青汁の良さ・危険性について、この記事で確認していただき、野菜を摂る機会を増やしていただければと思います^^。
この記事の目次
青汁とは?どんな飲み物?
青汁とは、大麦若葉や明日葉・ケールなど栄養価の高い野菜を乾燥し機械で粉砕。
その粉砕した粉を水に溶かして飲むのが青汁です。
補足
最近は粉末状のものだけではなく、ドリンクの青汁やカプセル状の青汁も発売されています。
「良薬口に苦し」とはよく言ったもので、青汁の原材料になることが多い大麦若葉や明日葉・ケールはとってもまずいです。そのままでは食べられません(汗)。
しかし粉末状にすることで味が気にならなくなる上、少量の粉末に多くの原料を凝縮することができるんです。
最近の青汁では抹茶を混ぜたり、オリゴ糖・フルーツ果汁などを混ぜる事で飲みやすくしているものもあります。
間違えていただきたくないのは、青汁は「食事の補助として使用するもの」という事です。
日本は「健康日本21」という制度を定め、野菜を350g以上摂るよう推奨されているのをご存知ですか?
野菜の摂取が寄与する割合が高く、平成9年で成人の野菜の1日あたりの平均摂取量は292gであるが、前述の栄養素の適量摂取には、野菜350~400gの摂取が必要と推定される9)ことから、平均350g以上を目標とする。
引用:厚生労働省
3食を青汁だけで過ごすのは栄養の偏りがあるので危険です。
また、栄養ドリンクのように、飲んだ瞬間「ガツン!」と効き目があるものではありません。
青汁は野菜です。青汁は野菜を摂るための補助ということを忘れないでください^^。
青汁の主原料に含まれる栄養素と期待できる効果効能
ここからは、青汁に使われる主原料に含まれる栄養素と、その栄養素から期待できる効果効能を紹介していきます。
大麦若葉だけ使用している青汁もあれば、3種類全ての野菜が入った青汁もあります。
どの原料にどの効果が期待できるのか知ることで、たくさんある青汁の中からお気に入りの一本を選べるようになると思います^^。
1.大麦若葉の栄養素と効果効能
大麦若葉にはこんな栄養素が含まれています。
- SOD酵素
- 鉄分
- ルテイン
- 食物繊維
- カルシウム
SOD酵素は大麦若葉に多く見られる貴重な栄養素です。
SOD酵素は活性酸素を除去する酵素のことで、人間にも含まれています。
しかし、年齢や食生活によってSOD酵素の量が減ってきます。体の酸化は老化(シミ・シワ・たるみ等)の原因になります。
そのSOD酵素を外から摂取できるのが大麦若葉なんです。
また、大麦若葉に含まれる鉄は貧血や血流改善に、ルテインは目の疲れ改善に効果があります。
カルシウムはストレス低減に効果があります。
大麦若葉は食物繊維も豊富で、便秘改善にも効果があります。
便秘は長い間、便が腸内にあることで栄養の吸収を阻害しています。
便秘を改善するだけで栄養が身体中に行き渡るようになり、美肌や疲れが取れたりと言ったさまざまな良い効果が期待できます。
2.明日葉の栄養素と効果効能
明日葉にはこんな栄養素が含まれています。
- 食物繊維
- リン
- ナトリウム
- ビタミンB2
明日葉は芽を詰んだ翌日には新しい芽が出ていると言われるほど生命力の強い野菜です。
八丈島が主な産地で、日本人の平均寿命が50才の頃から八丈島の方は100才近い寿命があったと言われています。
その理由が明日葉を根っこまで食べる習慣にあったらしいです。
明日葉には食物繊維が豊富で、便秘改善に効果があります。
リンは葉や骨を形成する際に必須となる栄養素です。正常な体の発達に必要ですので、特に成長期のお子様には摂っていただきたい栄養素ですね。
ナトリウムは神経の伝達や筋肉の働きに必要な栄養素です。運動をする機会がある方は積極的に摂るといいと思います。
明日葉で顕著なのがビタミンB2です。
ビタミンB2は糖質・脂質・タンパク質をエネルギーに変える際に必要となる栄養素。ビタミンB2を摂取することでエネルギー量が増えるので、疲れを感じにくくなります。
また、糖質や脂質を分解してくれるので、ダイエット効果も期待できます。
3.ケールの栄養素と効果効能
ケールに含まれている主な栄養素はこちらです。
- アスフォラファン
- βカロテン
- ビタミンC
- カルシウム
- 食物繊維
アスフォラファンは、ケール独自の苦味のある栄養素です。
活性酸素を除去する効果があります。
先ほども紹介しましたが、活性酸素は人間の老い・衰えの原因です。
また、活性酸素(フリーラジカル)は細胞の再生を妨げる力があり、正常に細胞が発達しないことでガンの原因になります。
活性酸素は除去するに越したことはありません。
βカロテンにも活性酸素除去効果があります。また、体内に入るとビタミンAに変わり、粘膜を保護することで免疫力向上に効果があります。
また、ビタミンCには色素沈着を防ぐことでシミを防ぎ、美白効果が期待できます。
ここまで見ていくと、腸内環境改善にいい野菜・活性酸素除去機能のある野菜・疲れ対策に強い野菜など、それぞれの野菜の特徴が見えてきたと思います。
ご自身の生活でどの効果が必要なのかで、その成分が多く入った青汁を選ぶのがいいと思います。
全ての野菜が満遍なく入り、野菜全てが無農薬栽培。さらに、栄養価の高いブロッコリー・モロヘイヤも入った青汁はサンスターの「粉末青汁」です。
現時点で、粉末青汁に勝てる青汁はないと思います^^。
青汁は飲んでも効果ない?選び方のコツ
青汁は栄養価の高い野菜を厳選して使用しています。
青汁に効果はあります。
ただ、選び方には注意して欲しいことがあります。
青汁なら何でも言い訳ではないんです。美味しい・人気があるからと言って選んでしまうのは勿体無い。
主原料をちゃんと見て欲しいんです。
健康を考えて本気で青汁を選ぶのであれば、オリゴ糖や抹茶などが入っていないものを選んでください。
多くの青汁はたった3gのしか粉末が入っていません。その3gにオリゴ糖や抹茶などが入っている場合、野菜の成分はごく少量です。
そのような青汁を選んだ場合は、効果を感じることはできないでしょう。
飲みにくくはなりますが、パッケージの裏面を見て原材料に野菜の名前だけ使用されているものがおすすめです。
このような青汁を選べば、効果がないと感じる可能性は少ないと思います。
青汁を飲みすぎると、どんな副作用がある?
青汁は栄養価が非常に高い飲み物ですが、飲みすぎると逆効果になります。
例えば、食物繊維は便秘改善に効果がありますが、摂りすぎると下痢や腹痛、中にはさらなる便秘になってしまうこともあります。
ビタミンA・Kは脂溶性ビタミンのため摂りすぎると体内に溜まり、ビタミンA過剰症という頭痛や吐き気の原因になったりします。
それぞれの栄養素の許容量やアレルギーと言ったものは、皆それぞれ異なってくる部分ですので、違和感を感じたら青汁の使用を中止してください。
まずは、いくら体にいいからと言って飲みすぎないようにしてください。メーカーの用法を守るようにしましょう。
まとめ
青汁は栄養価の高い野菜を使用しているものなので、効果は高いです。
もし効果がないと感じているのでしたら、選び方を間違えている可能性があります。
効果が高いのは野菜だけを使用した青汁です。
「良薬口に苦し」ですので、青汁は美味しくありません。
でも、その美味しくない青汁こそ、本気で健康のことを考えて作られた青汁なんです。
毎日続けることを考えれば味の調整をしている青汁がいいと思いますが、できれば野菜だけを使用したものを選びましょう。
また、原材料にもそれぞれ効果の違いがあります。
大麦若葉は抗酸化作用や鉄分。明日葉は食物繊維とビタミンB2。ケールは活性酸素除去とビタミンCが含まれています。
自分が求める効果がある青汁を選んでいただければと思います。
野菜townでは、全ての野菜が入っているサンスターの粉末青汁をおすすめしています。
使用されている野菜の種類も多いですし、量も多いです。
普通の青汁は3gが普通なのに対して、1袋10gも入っています。現状、粉末青汁に勝てる青汁はありません。
また、野菜townでは、約20種類の青汁を試して、比較して紹介している記事があります。
ぜひこちらも参考におすすめの1本を見つけていただければと思います^^。