栄養ドリンクは体に悪いという話をよく聞きますね。
栄養ドリンクを飲まないようにしている方も多いです。
しかし、栄養ドリンクの栄養や副作用を調べるうちに、間違った情報なのではないか?と思うようになりました。
栄養ドリンクが体に悪いのは飲みすぎるからです。
なぜ「栄養ドリンクがそれほど体に悪いものではない」と思うようになったのかを、これから紹介していこうと思います。
この記事を読むことでこんなことがわかります。
- 栄養ドリンクの成分・効果
- 栄養ドリンクとエナジードリンクの違い
- 栄養ドリンクの副作用
- 効果的に飲むおすすめのタイミング
- 子供・妊婦は栄養ドリンクを飲んで大丈夫?
- 栄養ドリンクの代わりにおすすめの飲み物
以上がこの記事を読んでいただくことでわかります。
読んでいただくことで、栄養ドリンク・エナジードリンクの認識が変わるかもしれませんよ^^。
この記事の目次
栄養ドリンクは本当に体に悪い?主な成分・効果の紹介
栄養ドリンクは危険という認識が高まっているようです。
しかし、それは本当なのでしょうか?
栄養ドリンクにはどんな成分が入っており、どんな効果があるのか紹介します。
- アルギニン
- ビタミン・・ビタミンB群、ニコチン酸アミド、イノシトール
- 糖類
- アルコール
- 無水カフェイン
- タウリン
これらが栄養ドリンクに入っている成分です。
栄養ドリンクは疲れを感じた時に摂るものですよね?
糖類はエネルギーに変換され、さらなる活力を与えてくれます。
ビタミンB群、ニコチン酸アミド、イノシトールは体の疲れを取り除く。あるいは、疲労時に失いがちな栄養を補給してくれます。
アルギニンはエネルギー効率を良くして疲労回復を早めます。また、脳の疲れを取り除く効果もあります。
無水カフェインとは添加したカフェインのことです。脳神経を刺激し、心を興奮状態にする力も。眠気や頭の重さも取り除いてくれます。
・・・栄養ドリンクについて何が言いたいのかというと、栄養ドリンクには疲労時に必要な栄養素が入っているということです。
各企業の栄養担当が疲労時に効果がある栄養素を考え抜き、今の栄養ドリンクに落ち着いています。
栄養ドリンクが危険・体に悪い影響があるのは「飲みすぎるから」です。
栄養ドリンクに限らず、栄養は摂り過ぎれば毒に変わります。
例えば、一般的に体にいいとされるカルシウムは摂りすぎると、血栓を引き起こし血液の流れを悪くします。
何事もほどほど・バランスが大切なんです^^。
栄養ドリンクとエナジードリンクの違い
コンビニに行くとレジの前には栄養ドリンクが置かれ、ドリンクコーナーにエナジードリンクが置かれていることが多いですね。
栄養ドリンクとエナジードリンクの何が違うのか気になりませんか?2つの違いを調べてみました。
栄養ドリンクとエナジードリンクでは含まれる成分が違う。栄養ドリンクの方が効果が高い。
栄養ドリンクは「医薬部外品」という扱いになります。
一方、エナジードリンクは清涼飲料水です。
この分類の違いが、販売場所が変わっている理由になります。
含まれる成分にどのような違いがあるかというと、栄養ドリンクには医薬部外品にしか扱えない成分が含まれています。
医薬部外品しか扱えない成分の例は、タウリン・クロノラクトンです。
アメリカのモンスターエナジーにはタウリン・クロノラクトンが含まれています。
一方、日本のモンスターエナジーは清涼飲料水なのでタウリン・クロノラクトンは含まれていません。代わりにアルギニンが添加されています。
医薬部外品でしか扱えない成分は効果が高いものが多いです。しかし、扱いを間違えると副作用が怖い成分でもあります。
栄養ドリンクをゴクゴク飲む姿は格好悪いかもしれませんが、効果を考えると栄養ドリンクの方が高いです。
栄養ドリンクを飲みすぎるとどんな副作用がある?
栄養ドリンクは体の疲労を取り除くものです。疲れている時には効果的!
でも、飲みすぎると体に悪いドリンクに変わります・・・。
栄養ドリンクを飲みすぎることでこんな副作用が出る可能性があります。
糖分・カロリーを摂りすぎる
糖分・カロリーを過剰に摂取すると、肥満の原因になります。
糖分はエネルギーです。
獲物を狩って生きてきた人間は、毎日食事が取れる保証がありませんでした。
そのため、過剰に摂ったエネルギーを翌日以降使えるように、体に溜め込む性質があります。
それが脂肪です。
また、過剰な糖分摂取は糖尿病の原因になります。
急な糖分摂取は血糖値を急上昇させ、心拍の乱れや血圧の上昇にもなるんです。
覚醒効果が切れるとイライラする
栄養ドリンクにはカフェインやアルコールが含まれています。
これらは、一時的に覚醒・高揚感が得られます。
しかし、効果が切れると、摂る前より気分は落ち込みます。イライラするようになります。
栄養ドリンクやエナジードリンクで得られる高揚感は、元気の前借りと考えておいたほうが良さそうです。
カフェイン中毒・依存症
一度コーヒーを飲む生活を始めると、毎日飲まないと落ち着かなくなります。
コーヒーを飲まないと仕事が進まなくなり、コーヒーを飲めない日は頭が重い・・・。
これがカフェイン中毒・依存症です。
カフェインには中毒性があります。過剰に摂取するとカフェインの生活から抜け出せなくなります。
また、急なカフェインの摂取は体に大きな害を与えることがあります。
アメリカで14歳の少女がモンスターエナジーの過剰摂取で亡くなった事件や、日本の深夜勤務の男性が栄養ドリンクの過剰摂取で亡くなった事件がありました。
補足
アメリカと日本で販売されているエナジードリンクは異なります。
内容成分も異なりますし、大きさも桁違いに大きいです。海外のエナジードリンクは470mlが一般的です。日本の量なら1本飲んでも体に悪影響はありません。過剰摂取が問題なんです。
栄養ドリンク・エナジードリンクの過剰摂取で、日本では2011年から100人以上が救急搬送されています。
マスキング効果によりアルコール過剰摂取?
マスキング効果とは、片方の作用によりもう一方の作用が感じにくくなる作用のことです。
カフェインがもつ興奮作用により、アルコールを感じさせにくくする力があります。
海外ではこのマスキング効果が問題となっています。
栄養ドリンク・エナジードリンクとアルコールを混ぜたカクテルが多く販売されており、自覚より多くのアルコールを摂取してしまい急性アルコール中毒などにかかってしまうんです。
お酒と栄養ドリンクを一緒に飲むのは避けましょう。
肝臓への負担が大きい
肝臓とは栄養の貯蔵・合成、代謝、解毒を行う器官です。
また、栄養ドリンクに含まれるタウリンは、肝臓の働きを助ける成分です。
この肝臓を助けるはずのタウリンが、過剰に摂取することで逆に肝臓を壊す原因になるんです。
また、栄養ドリンクは栄養がたくさん詰まった飲み物です。栄養を過剰に摂取することで肝臓の負担は大きくなります。
結果、栄養の分解が正常に行なえず、逆に疲れるという副作用が起きる可能性があります。
下痢・吐き気が起きる可能性
栄養ドリンクの主成分であるタウリンは、化学合成に石油を使用します。
栄養ドリンクには石油の成分が少し残っているんです。
石油が下痢・吐き気の原因になります。
もし栄養ドリンクを飲んで吐き気など、体に支障があった場合はすぐに使用をやめましょう。
アルコールが入っていることに注意
栄養ドリンクにはアルコールが入っているものが多いです。
アルコールには覚醒作用があるからですね。
アルコールにアレルギーがある方や、非常に弱い方がアルコールが入った栄養ドリンクを飲むことで体に悪影響がある可能性があることを覚えておいてください。
栄養ドリンクを効果的に飲むオススメのタイミング
栄養ドリンクを飲むのにおすすめのタイミングは食後です。
食後に飲むことで胃や肝臓への負担が最小限に済むからです。
食べ物の消化時間を知っていますか?
野菜は2時間、炭水化物は8時間かかると言われています。これだけの長い時間、胃腸に負担をかけているんです。
特に現代では添加物によりさらに消化に負担がかかっています。
胃腸の負担を減らすことで体の疲れは劇的に減ります。
食前では栄養ドリンクの味が口に残ってしまいご飯が美味しくないと思います(汗)。
そこで、食後のタイミングでの栄養ドリンク摂取がおすすめです。間食としての栄養ドリンクが一番おすすめではありません。
栄養ドリンクは用途に合わせてとる
栄養ドリンクには様々な成分のものが販売されています。
例えば、カフェインが入っているものは長時間ドライブ・長時間労働・頭の覚醒に向いています。
一方、アルギニンなどのアミノ酸が含まれた栄養ドリンクは運動・肉体的な疲れの回復に向いた栄養ドリンクです。
成分を見ながら、自分の状態に合わせた栄養ドリンクを選ぶようにしてください。
子供・妊婦は栄養ドリンクを飲んで大丈夫?
カフェイン・アルコールの中毒症状は年齢が幼いほど副作用が現れます。
先ほど紹介したアメリカのモンスターエナジーのカフェイン中毒で亡くなったのは14歳の少女です。
お子様や赤ちゃんのためにカフェインとアルコールが入っていないものを選んであげてください。
子供向けの栄養ドリンクは概ね大丈夫です。しかし、ユンケルジュニアにはアルコールが入っているのでやめたほうがいいでしょう。
妊婦は栄養ドリンクを飲んで大丈夫?
妊娠中の方も、カフェイン・アルコールが入った栄養ドリンクは避けてください。
唯一、リポビタンファインには「妊娠授乳期の栄養補給」と記載があるので安心です。
一方、肌荒れの時に飲みたい「チョコラbbドリンク」にはアルコールが入っているので注意が必要です。
もしどうしても飲みたい場合は「チョコラbbの錠剤」なら入っていないのでこちらを選んでください。
栄養ドリンクの代わりにオススメの飲み物
栄養ドリンクは1日1本程度であれば、体に悪影響はありません。
「でも、1本くらいじゃ疲れが取れた気がしないよ・・・」
という方には、野菜townで栄養ドリンクの代わりにコールドプレスジュースをおすすめしています。
スロージューサーという機械で野菜をジュースにしたものです。
入れる野菜は自分で選択することができるのですが、中に唐辛子と生姜を入れてください。
唐辛子にはカプサイシンという成分が含まれています。
カプサイシンは指先などの末端から心臓へ血液を押し戻す効果があります。
一方、生姜には心臓から血液を押し出す効果があります。
カプサイシンと生姜の両方を摂ることで血液が身体中を巡るようになります。
栄養を運ぶのは血液ですので、栄養が素早く身体中に行き渡り疲れを取り除いてくれるんです。
ぜひスロージューサー・コールドプレスジュースを試してみていただければと思います。
https://vegetables.yasaioisii.net/archives/5150/
https://vegetables.yasaioisii.net/archives/3851/