鼻うがいを知っていますか?
インドの健康法アーユルヴェーダに起源を持つ、鼻洗浄方法です。
なぜ鼻うがいが体に良いのかというと、細菌が体の中に入るのを防ぐためです。
鼻うがいの他に、口をオイルプルという口内洗浄方法があります。
鼻うがいとオイルプルを両方行うと、体内へ入る入り口を全て綺麗にできるので、体内に入る細菌の量を劇的に減らす事ができます。
ただ、鼻うがいは「実際に行なっている人」からの情報を聞いた方がいいです。
鼻うがいにはいくつか推奨されている方法があるのですが、私はその方法の一つ蓄膿症になりました・・・(汗)。
この記事では、安全で正しく鼻うがいを行える方法を紹介していきます。
鼻うがいを行う事で、蓄膿症やアレルギー性鼻炎・風邪の予防にも役立つと言われています。
この記事で正しい鼻うがいの方法を知って実践してみましょう^^
この記事の目次
鼻うがいとは?
鼻うがいとは、片方の鼻孔(鼻の穴)に生理食塩水を流しこみ、反対の鼻の穴から出す事で、鼻腔から上咽頭までを洗浄する方法です。
私たちは日中外を歩く中で、目には見えない大量の埃やPM2.5などの人体に影響を引き起こす物質。さらに大量の細菌に晒されています。
そして、鼻呼吸をする事でそれら物質を鼻の中に吸い込んでいます。
鼻毛がブロックしてくれていますが、洗浄をしないと鼻毛に付着したままです。
そして、それらを洗い流してくれるのが鼻うがいです。
鼻うがいで期待できる効果
鼻うがいにはこんな効果が期待できます。
- 花粉症の軽減
- 細菌など異物の除去
- アレルギー性鼻炎の軽減
- あらゆる病気の予防
- 疲れにくい体
といった効果が期待できます。
花粉症やアレルギー性鼻炎は、花粉や鼻炎の原因のアレルゲン物質が鼻の奥に付着する事で引き起こされています。
それらを洗い流すのですから、効果が期待できます。
そして、鼻うがいで細菌を洗い流すので体内に入る細菌の量は減り、体が細菌と戦う必要が減ります。
その結果、体は疲れにくくなります。
鼻うがいに使用する塩水の作り方
塩水の作り方
まずは、鼻うがいに必要な塩水の作り方です。
推奨されているのは「生理食塩水」です。
人間が持つ塩分は0.9%なので、100mlあたり0.9gの塩を入れる事で作成できます。
しかし、そんな事をやっていたら手間がかかって継続できませんよね?
そこで、私はネティポットにスプーン一杯という、ざっくりとした作り方をしています^^。
塩が少なければ軽い痛みがありますし、多ければ鼻の奥で塩気を感じます。
実践していけば勝手にぴったりの量を覚えていきますので、あまり気にしなくて大丈夫です。
使用する水と塩にはこだわる
水道水には塩素がたくさん含まれており、鼻うがいには不向きです。
水道水で鼻うがいをしようとすると痛みを感じます。
また、お湯での鼻洗浄が勧められています。体温に近い方が粘膜に当たった時の感触が優しいです。
そこで、私はシャワーに「浄水カートリッジ」をつけて、そのシャワーのお湯をそのままネティポットに入れています。
私が使用しているのは「クリンスイの浄水シャワー」です。
この浄水カートリッジを取り付けることで塩素を除去できます。
また、塩もこだわりましょう。
加工された塩で鼻うがいをすると、鼻に激痛が走ります。
「自然に採取された塩」を使うようにしてください。
私が使用しているのは「皇帝塩」という塩です。
1kg買ってしまえば、毎日使っても1年間くらい使えます。普段の料理にも段違いに美味しくなるのでおすすめです。
鼻うがいのやり方。間違えたやり方は危険!!
鼻うがいには推奨されているやり方が、いくつかあります。
- ボールに入った水を鼻で吸い込む
という3種類があります。
間違えたやり方で鼻うがいをやると、私のように蓄膿症を改善するはずの鼻うがいで蓄膿症を発症することにもなりかねないので注意してください。
1、ボールに入った水を鼻で吸い込む
私が一番最初に教わった鼻うがいの方法がこちらでした。
ボールに塩水を入れ、塩水に顔を近づけます。
片方の鼻を指で抑えて塞ぎ、「ジュルジュル!!」と塩水を吸い込みます。
そして、口から塩水を出す方法です。
私はこの方法で、蓄膿症になりました。
この方法だと強く塩水を吸い込む必要があり、鼻の奥にまで塩水が入り込んでしまっていたのではないかと思います。
強く吸った塩水は、下を向いても何をやっても排出されにくいです。
この場合、せっかく排出した細菌を鼻の奥に押し込んでいるのと同じなので、鼻の奥で細菌が繁殖します。
塩水を強く吸うこの方法はおすすめしません。
2、ストローでの鼻うがい
この方法が、ボールに入れた塩水を片方の鼻でストロー吸引し、口から塩水を出す方法です。
この方法も同じく、塩水を吸う力が必要になるため、鼻の奥に塩水と細菌が入り込んでしまう可能性があります。
おすすめできない方法です。
3、ネティポットでの鼻うがい
この方法が一番おすすめできる方法です。
ネティポットとは、鼻うがい発祥の「アーユルヴェーダ」で推奨されている「鼻うがいの器具」です。
こんな形状をしています。
この上部に穴が空いており、そこに塩水を入れます。
そして、顔を傾けて、片方の鼻にネティポットで塩水を注ぐ感じです。
言葉の説明ではわかりにくいかと思いますので、動画を見つけたので貼っておきます。
この鼻うがいの方法ですと、塩水を吸引する必要がなく、自然に反対の鼻から塩水を排出することができます。
鼻の粘膜に刺激を与えることもありませんので、もっとも自然でおすすめなやり方です。
鼻うがいをしている最中は口を開けてください。口を開ける事で鼻と鼻の間の空洞を作ることができ、自然と塩水が流れていきます。
鼻うがいが終わったら、大きく前かがみになって「鼻水をかむ」を一回。そして、普通に立って「鼻をかむ」を一回ずつ行なってください。
これで、咽頭付近の塩水も排出することができます。
注意
最後の「鼻をかむ」動作は、強くかまないようにしてください。
中耳炎の原因になることがあります。
鼻うがいは、朝と夜一回ずつやるといいと思います。
ネティポットでの鼻うがいまとめ
鼻うがいは、体内に入る細菌などの物質を除去することができるので、体にいいものです。
同時にオイルプリングを行うことで、体内に入る細菌などの物質を減らすことができ、病気にかかりにくくなる効果が期待できます。
また、ウィルスと戦う必要が少なくなり体の負担が減るので、疲れにくい体になります。
私は鼻うがいとオイルプリングは「義務教育」としてもいいくらいだと思っています。
それくらい効果が高いです。
用意するものは、「シャワーの浄水カートリッジ」「自然に採取された塩」「ネティポット」くらいです。
決して高くはないものですし、一度買ってしまえば一生物ですので、ぜひ揃えてみてください。
ネティポットによる鼻うがい。そしてオイルプリングを両方行うことできっといい効果が期待できると思うので、ぜひやってみてください!