今、多くの家庭でぬか床が人気です。
しゃべくり007という番組で、チュートリアルの徳井さんも「ぬか漬けを食べている」という特集が組まれていました。
徳井さんが、やっと喋り始めたと思ったら、ぬか漬けの話かい!(笑)
やっぱりこじらせてる!(笑) pic.twitter.com/EY5BsSBw02
なぜ人気かというと、ぬか床にはたくさんの乳酸菌が含まれているからです。
乳酸菌とは、腸内細菌の一種で善玉菌です。
善玉菌が増えることでこんなにいい効果があるんです!
- 消化吸収の向上
- ウィルスへの抵抗力(免疫力)アップ
- 代謝アップでダイエットにいい
- 美肌
- アレルギー疾患の緩和
- ストレス軽減
- 疲れにくい体
こんなにいい効果があるのであれば、ぬか漬け生活を始めたいですよね!
でも、ぬか床は毎日まぜなければならないので面倒なんです・・・。
ところが今はぬか床が改良されていて、簡単でほとんど手入れ不要のぬか床が販売されているんです。
この記事では、
- ぬか漬けを食べるメリット
- 簡単ぬか床を使用してどんなぬか漬けができるの?
- おすすめのぬか床はどれ?
- 簡単ぬか床はどんな管理が必要?
という内容で、実際の写真を使って紹介していきます。
ぬか漬けに興味がある方は、きっと参考になると思います^^。
この記事の目次
ぬか床ってなに?ぬか漬けを作るのに必要なの?
ぬか床とは、米ぬか・塩・昆布・唐辛子・水などを混ぜ、ぬかを発酵させたものを言います。
野菜にはたくさんの乳酸菌などの微生物が存在しています。
この微生物が糠の中で増殖を繰り返したものがぬか床です。
乳酸菌など微生物たっぷりのぬか床に野菜を入れると、野菜の中にも乳酸菌が入り込むようになります。
その結果、人間に良い効果のあるぬか漬けになるわけです。
ぬか漬けは食べたいけど、ぬか床の管理が面倒・・
ぬか漬けを作るには「ぬか床が必要」です。
しかし、ぬか床を作るのは非常に大変!
ぬか床や調味料を混ぜた後「捨て漬け」と言われる、野菜を何度も漬けて乳酸菌などの微生物を発酵させる手順が必要になります。
4~5日ごとに中の野菜を全て入れ替える作業です。
さらに、1日2回はぬか床を底からかき混ぜる必要があります。
これらを続けて20日くらい経つと、やっとぬか床が出来上がります。
ぬか床を一から作るのってすっごく大変なんです!
ところが今は、このぬか床がすでに出来上がった状態で販売されているんです。
それが、今回紹介している「ぬか床セット」です。
簡単ぬか床セットはこんなにコンパクトで手間いらず
私が使っているのは、こんなぬか床セットです。
「樽の味 カンタンぬか床セット2kg」と「DIDYCO 天然酵母240倍国産熟成ぬか床セット」の2つです。
ぬか床は、使用前に「捨て漬け」という工程を踏む必要があります。
捨て漬けをすることで、ぬか床を発酵させ熟成させているんです。
捨て漬けとは
葉物野菜を漬けて「3~4日間置き引き上げる」、という工程を4回程度繰り返すこと。
一般的なぬか床はこの「捨て漬け」が終わって初めて、ぬか漬けを始めることができます。
「樽の味 カンタンぬか床セット2kg」や「DIDYCO 天然酵母240倍国産熟成ぬか床セット」は捨て漬けの工程も必要なく、いきなりぬか漬けはじめられます^^。
さらに、冷蔵庫保存なので、ぬか床のかきまぜは5日に一回くらいで大丈夫です^^。
ぬか床を始めるメリットは?
ぬか床は発酵し微生物が発生することでうまみを生み出します。
その微生物は「乳酸菌」と呼ばれ、腸内環境を整えます。
「健康的」というと大抵「体にいい」と「体に悪い」の賛否両論の研究結果が出るものです。
しかし、腸内環境を育てることに対する研究結果で「悪い」という結果はほとんどありません。
善玉菌を増やすことでこんなメリットがあります。
- 消化吸収の向上
- ウィルスへの抵抗力(免疫力)アップ
- 代謝アップでダイエットにいい
- 美肌
- アレルギー疾患の緩和
- ストレス軽減
- やる気アップ
- 疲れにくい体
これだけ素晴らしい効果が期待できますんです。
最新のぬか床は手間がかからなくなったので、やらない理由はないですね!
樽の味「カンタンぬか床セット2kg」の紹介
私が購入したのは「2kgのぬか床とタッパーのセット」です。
タッパーにぬか床を入れるとこんな感じになります。
我が家の冷蔵庫は大きくはないですが、それでも冷蔵庫の棚にすっぽり納まるサイズです。
深みもしっかりあり、たくさんの野菜を漬けても余裕がある感じです。
ぬか床のほかに、調味料もセット品として入っています。
唐辛子・みかんの皮・昆布です。
これは、「味が薄くなってきたな・・・」と感じたときに使用します。
塩は味を引き締めて漬かりをよくします。
みかんの皮は香りをつけてくれる役割があります。
そして、昆布は甘みを作り出し、味のアクセントには唐辛子の辛味が役立ちます。
DIDYCO「天然酵母240倍国産熟成ぬか床セット」の紹介
DIDYCO(ディディコ)は「自宅で学ぶ体験EC」の商品を扱っています。
補足
「体験EC」とは、自宅でできるちょっとした「プラスαの学習」と思っていただければと思います。
そのため、DIDYCOのぬか床は子供と一緒に作れるくらい簡単なぬか床になっています^^。
送られてくるのは、こんなぬか床セットです。
作り方は非常に簡単です。
まずはぬか床の元を袋に入れて、袋の上から揉んでください。
そして、その後、天然酵母を入れてさらに揉みあげたら完成です。
ぬか床を作り始めてから、10分くらいで出来上がります^^。
あとは漬ける野菜を入れたら冷蔵庫に入れて、出来上がりを待ちましょう!
DIDYCOのぬか床は手が汚れないのがとっても嬉しかったです^^。
野菜をぬか床に漬けるのも、野菜を袋に入れてモミモミすれば漬かるので手を洗う手間がありません。
DIDYCOのぬか床は、ぬか床の匂いを気にする女性にはぴったりのぬか床に感じます。
簡単なぬか床を2つ使用して比較!
「樽の味カンタンぬか床セット2kg」「DIDYCO天然酵母240倍国産熟成ぬか床セット」両方とも、これからぬか床を始める方にはぴったりのぬか床セットです。
実際使用してみて、違いを感じたのは2点です。
- 保存容器
- 手入れの手間
- 味
保存容器の違いによるメリットデメリット
2つのぬか床の大きな違いは「タッパー保存」か「袋での保存」というところです。
タッパー保存の場合、容器の横幅・深さ共にあるので、大きな野菜も付けられるのがメリットです。
一方、袋保存の場合には、容量が小さくなるので、一度に付けられる野菜は少なくなります。
しかし、手間という点では、袋の方がずっと使いやすい。
袋容器の場合、野菜を漬けるのもぬか床をかき混ぜるのも、袋の上から揉むだけで手入れが完了してしまいます。
本気でぬか漬けを作りたい方は容器保存のタイプを。
手間なくぬか漬けを作りたい方には容器保存のタイプが向いていると思います。
手入れや手間の違い
冷蔵庫で保存できるぬか床は、1週間に約1回かき混ぜるだけで大丈夫です。
しかし、その「1回のかき混ぜが面倒」でぬか床が継続できないこともあります。
タッパー容器の場合、手をぬか床のそこまで入れて、上のぬか床と下のぬか床を入れ替えるようにかき混ぜる必要があります。
一方「袋容器」の場合は揉めば上下のぬか床が入れ替わるので、かき混ぜる手間がほとんどありません。
手間からいっても、本気でぬか漬けをやりたい方は「タッパー容器」がおすすめ。
ライトな感覚でぬか漬けを始めたい方は「袋容器」がいいと思います。
味の違いは?
タッパーの方がぬか床の量が多くなり、多くの菌が発生します。
ぬか床の美味しさの秘訣は「菌」です。
そのため、タッパーなど大きな容器のぬか床が美味しくなりやすいです。
手間をとるか、美味しさをとるかで選んでいただくのがいいです。
各種野菜のつけ方。塩もみや湯がきが必要な野菜も
きゅうりぬか漬け
きゅうりはほとんど味がないので、ぬかの味わいをストレートに感じることができます。
きゅうりはアクやえぐみが強い野菜です。
アクやえぐみを抜くために塩こすりをしましょう。
塩こすりをした後、水分をしっかりとふき取りぬか床にセットします。
ぬか床への漬け時間は約6時間です。
ごぼうのぬか漬け
ごぼうはその硬さから、ぬかに漬かりにくいです。
そこで、軽く茹でるとぬか床の栄養素を吸収するようになります。
どろを洗い落としてから茹でますが、下地の白い部分が見えるまでこする必要はありません。
ごぼうの皮に香りの成分が多く含まれているからです。
軽く茹でて、硬さが残っている段階でぬか床にいれましょう。
漬け時間は1~2日で完成です。
ブロッコリーのぬか漬け
「ブロッコリーのぬか漬け!?」と驚くかもしれません。
ブロッコリーも味が弱いので、ぬか漬けの味をしっかり楽しむことができます。
ちなみに、カリフラワーも同じです。
ブロッコリーは小胞に分けて、茎の部分には数センチの切れ込みを入れます。
塩もみをして水分をふき取ります。
茹でる必要はなく、そのまま入れていただいても大丈夫です。
注意
房の部分に切れ込みを入れると、細かい身がぬか漬けに散らばってしまい引き上げが難しくなります。
房にはできるだけ触らず、茎の部分にだけ切れ込みをいれるようにしましょう。
漬け時間は約1日です。
キャベツのぬか漬け
キャベツは一個まるまる「ぬか床」に入りませんので、4つ割りをして入れます。
水洗いをして水分をふき取り、そのままぬか床に入れることができます。
私は気にしたことがありませんが、葉の内側は漬かりにくいので、塩をまぶしておくと漬かりが良くなるそうです。
漬け時間は1日半~2日です。
にんじんのぬか漬け
にんじんは大きく、漬かりにくい野菜です。
そのため、通常の大きさのものは半分に切って漬けます。
大きいサイズのものは縦4つに割って漬けましょう。
塩もみや茹での必要はなく、そのままぬか床へいれることができます。
皮ごと入れるので、できれば無農薬(オーガニック)のものがいいですね!
漬け時間は1日半~2日です。
セロリのぬか漬け
セロリの風味とぬか漬けの甘みが不思議なおいしさを生み出します^^。
セロリは茎の部分を使用します。
茎には縦に走っているスジがあるので、包丁で取り除きます。
コメ:上の写真はスジを取った後のものです。ピーっと縦に走るせんが見えると思います。これがスジです。
また、セロリは硬いので、下の部分に3~4cmくらいの縦包丁を入れておくと漬かりやすくなります。
大根のぬか漬け
大根は皮の下に有効な成分が含まれているので、皮ごと使用します。
しっかりと水で洗います。
一本丸まるでは漬からないので、食べられる長さに切り、さらに半分に割ってぬか床に漬けます。
漬け時間は1日半~2日です。
ぬか漬け番外編
私は実践したことはないのですが、お肉や魚も漬ける事ができるのをご存知でしたか?
お肉や魚を麹に漬けて、柔らかくして調理している方もいると思いますが、それと同じです。
ぬか漬けに含まれるたくさんの微生物が成分を分解して柔らかく・おいしくしてくれます。
注意としては、ぬか床に直接入れると匂いが移ってしまうので、別にポリ袋などを用意して漬けましょう。
漬け時間は魚・お肉共に約1日です。
ぬか漬けの臭い匂いや酸っぱい味の対処法
ぬか床を続けていると、こんな悩みに直面することがあります。
- 臭い匂い
- 酸っぱい味
1.ぬか床が臭くなった時対処法
臭い匂いとは、「履き終わった靴下」のような匂いです(汗)。
このような匂いがする場合は、過剰な発酵をしている可能性が強いです。
臭い匂いはかき混ぜ不足が原因なので、全体をかき混ぜてください。
それでも匂いが治らない場合には、唐辛子を入れると菌の増殖を抑える効果がありますので試してみてください。
2.ぬか床の酸っぱい味の対処法
酸っぱい味も、ぬか床の過剰発酵が原因です。
酸っぱい味がする場合、ぬか床に塩を加えることと、水分をしっかり取り除くこと(ぬか床をすくい上げて、底にある水分を取り除く)。
最後に、全体をよくかき混ぜることで対処していきましょう!
手間・手入れの簡単なぬか床まとめ
簡単なぬか床は2つの種類があります。
タッパー保存と袋容器のタイプです。
タッパー保存の場合には容器が大きく、たくさんの野菜を漬けることができます。
ただ、ぬか床をかき混ぜる手間がかかるのが難点です。
かき混ぜるのは週に約一回でいいですが、手をぬか床に入れるので匂いも気になります。
一方、袋タイプの場合には、袋の上から揉むだけで野菜を漬けることも、ぬか床をかき混ぜることもできます。
本気で美味しいぬか漬けを作りたい方はタッパータイプを。
手間なく、ライトに美味しいぬか漬けを生活に取り入れたい方は袋タイプがおすすめです^^。