夏の風物詩のスイカ。
スイカ・花火・虫の声が揃ったら夏満喫ですね^^。
とっても甘いスイカですが、実は90%が水分の野菜。
ビタミンやミネラルはほとんど含まれていません。
しかし実は、スイカの色素にすごい効果があるんですよ!
この記事ではスイカの栄養素や効果効能を紹介しつつ、皮は食べられる?などの豆知識を紹介しています。
- スイカの栄養素や効果効能は?
- スイカは体を冷やす?夏バテに効果的?
- 美味しいスイカの選び方
- スイカは野菜?果物?
- 種や皮は食べられる?
この記事を読んでスイカの栄養を効果的に摂り、夏バテ対策などに利用していただければと思います^^。
文部科学省「食品成分データベース」
この記事の目次
スイカの栄養素や効果効能を紹介!
夏の風物詩のスイカ。
甘さとたっぷりの水分で、体を潤してくれます^^。
そんなスイカにはこんな栄養素が含まれています。
あの甘さに関わらず、カロリーが低いんですね!
スイカは約90%水分なので、カロリーが低いんです^^。
ただ、βカロテン以外のビタミンやミネラルはほとんど含まれていません。
スイカばかり食べてのダイエットは避けた方がいいですね。
また、スイカの効果を紹介するにはリコピンが欠かせません。
リコピンはトマトに含まれることで有名ですが、実はスイカにはトマトの1.5倍もリコピンが含まれています。以外ですね・・!
スイカにはシトルリンというアミノ酸も含まれており、シトルリンもスイカの効果効能を紹介するには欠かせないものがあります。
1.抗酸化作用・エイジングケアが期待できる
スイカにはリコピンが含まれています。
リコピンとはカロテノイド系「色素」のことです。
リコピンはトマトにも含まれていることからわかる通り、あの「赤い色素」のことです。
リコピンの抗酸化力は非常に強く、「若返りビタミン」と呼ばれるビタミンEより抗酸化力が強く、βカロテンと比べると100倍の抗酸化力があると言われています。
スイカにはトマトに比べて1.5倍のリコピンが含まれているんです・・!
抗酸化を考える上で「スイカより優れている果物はないのではないか?」というくらい優れています。
実際、海外セレブの間では「スイカのコールドプレスジュース(スロージューサー)」が大人気です^^。
https://vegetables.yasaioisii.net/archives/5150/
活性酸素(フリーラジカル)は体の細胞を攻撃し、老い(シミ・シワ)の原因になったり、内臓や血管をサビさせます。
その結果、あらゆる生活習慣病の原因になります。
エイジングケアや生活習慣病予防を考えている方は、ぜひスイカをたくさん食べていきましょう!
2.血流を良くし、身体中に栄養を送り届ける
スイカにはアミノ酸の一種である「シトルリン」が含まれています。
シトルリンは体に入ると「アルギニン」という必須アミノ酸に変化します。
アルギニンは血管を弛緩し血流を改善する効果が期待できるんです。
栄養や酸素は血液に乗って身体中に運ばれていきます。
シトルリンを摂ることで効率的に栄養素や酸素が運ばれ、貧血予防や効率的な栄養摂取に役立ちます。
3.体を冷やし夏バテ予防が期待できる
スイカは東洋医学では「陰性」とされ、体を冷やす効果があるとされます。
また、スイカにはカリウムがあることで体を冷やす効果が期待できます。
カリウムは体の過剰な水分を体外に排出する効果が期待できます。
人間は尿を出す際に「熱」も一緒に排出しています。
また、スイカは約90%が水分なので、熱を出すと同時に冷たい水分も体に入ります。
その結果、体が冷えるんです。
まさに、スイカは夏バテ対策に最適な果物なんです^^。
スイカは野菜?果物?
日本には果物と野菜を区別するための様々な基準があります。
それら基準を簡単にまとめると、「下(畑)からなるものは野菜」、「上(木など)からなるものは果物」です。
スイカは畑の土にできますよね?なので、野菜です。
スイカは「西瓜」とも言いますし、ウリ科の野菜なんです^^。
しかし、一般的にはスイカは果物として扱われているので「果物的野菜」という分類が正しいです^^。
美味しいスイカの選び方
スイカを選ぶ際は3つのポイントを見てください。
- 縞模様
- 音
- ケツ(ツルと反対側)の窪み
美味しいスイカの縞模様は、黒色と緑色の境目がはっきりと分かれているのが特徴です。
また、黒い部分が少し盛り上がっていると食べごろのスイカであることがわかります。
次は音を確認してください。
食べごろのスイカは手で叩くと「ボンボン」と鈍い音がします。
最後にケツ(ツルと反対側)の窪みの大きさを見てください。
スイカは成長するごとにケツが大きくなります。
すぐスイカを食べる場合はケツが大きければ大きいほどいい。
一方、すぐに食べない場合には、ケツが小さめのものを選んでください。
スイカの種は捨てる?食べられる皮は食べられる?
スイカの種は食べられます。
ただ、中国の方は黒い部分(殻)を噛んで、中から「白い種」を取り出して食べています。
もし種を食べる場合には、白い部分を取り出して食べてください。
種にはビタミンB6やマグネシウム、銅、モリブデンなどが含まれています。
スイカの皮は食べられる?
スイカの皮は食べることができます。
スイカの皮は栄養豊富で、アミノ酸の一種である「シトルリン」は皮の間の「白い部分」に多く含まれています。
スイカの皮はそのままでは食べることができません。
しかし、漬物にしたり、ピクルスすると食べることができますよ^^。
まとめ
スイカはとっても甘いので、カロリーが高いイメージがあります。
しかし、実際はカロリーが非常に低い果物です。ダイエットにぴったりの果物だと思います^^。
スイカで特徴的なのは成分は「リコピン」です。
リコピンはβカロテンの100倍もの抗酸化作用があり、含有量はトマトの約1.5倍もあります。
スイカの種や皮を捨てることが多いですが、食べることもできます。
種は中国では「瓜子」という名前で、種を炒ったものが販売されています。
また、皮はピクルスや漬物にすることで食べることができます。
血流改善効果の期待ができる「シトルリン」は皮と実の間の白い部分に多く含まれているので、スイカを食べる際は少し深め(白い部分)に食べるといいと思います^^。