海外セレブを中心に大人気のチアシード。
「スーパーフード」なんてすごい呼ばれ方もしていますね^^。
なぜこんなに人気があるのかというと独特の「トロッ」とした食感が食欲を抑制し、ダイエット生活を後押ししてくれます。
また、栄養価に優れており、私たちの体を作るためのミネラル群が豊富に含まれているのも人気の理由です。
ただ、副作用が起こる可能性があるので、食べ方にはコツが必要です・・!
この記事ではこんなことがわかります。
- チアシードはどんな食べ物なの?
- チアシードの栄養素
- 期待できる効果効能5選!
- チアシードの色による栄養価の違い
- チアシードの水での戻し方
- 副作用がある?
チアシードは購入しただけでは食べれません。
そのままで食べると副作用が起きる可能性があります。
こちらの記事では除毒の仕方も紹介していますので、ぜひ参考にしてください^^。
文部科学省「食品成分データベース」
この記事の目次
チアシードはどんな食べ物?
チアシードとは、「チア」というシソ科の植物の種のことを言います。
日本ではあまり馴染みがありませんが、南米では好んで食べられています^^。
チアシードは海外セレブが好んで食していることで知られ、日本でも有名になりました。
チアシードはダイエットに最適な食材と言われており、水を含むとゼリー状になり「チュルン」と食べられるのが特徴。
体の中に入ってからも膨張し、胃を満たしてくれます。
ゼリー状の部分はこんにゃくと同じ「グルコマンナン」という成分によるものです。
また、チアシードは味に癖がないので、フルーツなどと一緒に食べるとおいしくいただけます^^。
チアシードは栄養価も優れています。
食物繊維やミネラル、鉄分など様々な栄養が含まれているんです。
「味にクセがなく食欲も満たせる。さらに、栄養価も満点!」というのが、チアシードがスーパーフードと呼ばれる理由です^^。
ここからは、チアシードがどんな栄養を含んでおり、どんな効果が期待できるのかを具体的に紹介していきます。
チアシードはどんな栄養素が含まれている?
チアシードに含まれる主な栄養素を紹介します。
- カロリー・・486kcal
- タンパク質・・16.5g
- 脂質・・30.7g
- 食物繊維・・34.4g
- ナトリウム・・16mg
- カリウム・・407mg
- カルシウム・・631mg
- マグネシウム・・335mg
- リン・・860mg
- 鉄・・7.7mg
- ビタミンE・・0.5mg
- ビタミンB1・・0.62mg
- ナイアシン・・11.6mg
- 葉酸・・49μg
栄養成分表を見ると、チアシードはカロリーが多い食材だと思いがちです。
しかし、チアシードは「種」なので100gも食べませんよね?
チアシードの1日摂取量は10gが目安とされていますので、1日の摂取カロリーは約48kcalがということになります。
ご飯1/4杯と考えると、そこまでカロリーは気にならないと思います。
また、チアシードはミネラル群が多く含まれた食材です。
カルシウム・マグネシウム・リン・鉄が多く含まれ、これらは体を構成するための必須栄養素。
美肌や髪、爪などの成長を後押ししてくれます。
また、食物繊維も多いので、便秘改善効果も期待できます。
次は、チアシードを食べることでどんな効果効能が期待できるのか紹介していきます!
チアシードに期待できる効果効能5選!
1.食欲を抑えダイエット効果が期待!
チアシードは水分を吸ってヌメリを出すと同時に、膨張する作用があります。
チアシードのヌメリはグルコマンナンという成分によるものです。
グルコマンナンは「水溶性の食物繊維」のこと。
チアシードのヌメリは、こんにゃくが「ニュルっ」とするのと同じ成分でもあります。
チアシードは体内に入ってからも水分を吸い膨張するので、食欲を抑える効果がありますよ^^。
2.コレステロール値を下げる
チアシードにはα-リノレン酸が含まれています。
α-リノレン酸は不飽和脂肪酸で、体の中では合成できません。
そのため、食べ物から摂って来るしかないんです。
α-リノレン酸は悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を減らし、善玉コレステロール(HDLコレステロール)を増やす効果が期待できます。
また、α-リノレン酸はアレルギー(花粉症等)を抑えたり、血圧を下げる効果も期待されています。
3.抗酸化によるエイジングケア(美肌)効果が期待!
チアシードにはセレンが含まれています。
セレンは抗酸作用の強い物質の一つです。
また、チアシードにはビタミンEも含まれています。
ビタミンEは「若返りビタミン」と呼ばれるほど抗酸化力の強い栄養素です。
体の酸化は老化(シミ・シワ等)の原因になりますし、体の内側(血管・内臓等)をサビさせる原因にもなります。
体の酸化はあらゆる生活習慣病の原因なんです。
4.血液サラサラ・冷え性改善が期待!
チアシードにはα-リノレン酸が含まれています。
α-リノレン酸には血栓を取り除き、血液をサラサラにする効果が期待できます。
血液の流れがよくなることで体温が上がり、冷え性改善効果が期待できるんです。
5.便秘改善効果が期待!
チアシードには食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は便の量を増やして腸を刺激することで、便の排出を正常に働きかける作用があります。
さらに、便に水分を与えて便の排出を促す作用もあります。
腸は栄養の吸収を行う器官でもあるので、便秘を改善することで効率的に栄養が吸収されるようになり、美肌や疲れを取り除く効果などが期待できますよ^^。
白と黒のチアシードに違いはある?
チアシードには「ホワイトチアシード」と「ブラックチアシード」という、白色・黒色のものが存在します。
この2つの「栄養価や膨張率の違い」が気になりますよね?
実は、ホワイトチアシードもブラックチアシードも栄養価や膨張率に違いはありません。
「チアシードは本来黒色」です。
しかし、品種改良を進める中でホワイトチアシードが生まれたんです。
遺伝子組み換えと品種改良は違う
品種改良と遺伝子組み替えは異なります。基本的には交配によって自然に生まれたものです。私たちが普段口にしているお米も品種改良により生み出されたものが多いです。
チアシードの戻し方の紹介。副作用がある!?
チアシードは水に浸して「ヌメッ」とした状態で食べてください。「ボリボリ」と、そのまま食べるのはお勧めできません(汗)。
なぜかというと、チアシードには「発芽毒(アプシジン酸)」という物質を持っているからです。
アプシジン酸によりミトコンドリアが傷つく可能性があります。
このアプシジン酸は、チアシードを浸水させることで無毒化できます。
チアシードの10倍の水に浸して下さい。
あとは、20~30分待つだけで、安心して食べられるチアシードの完成です^^。
まとめ
チアシードは、アステカ文明の頃から「知恵と力の種」として知られており、南米を中心に多くの方に親しまれてきました。
チアシードは吸水する作用があり、体の中で膨張し食欲を抑えるのでダイエットに効果的です。
栄養素的にも優れており、ミネラルやタンパク質が多く含まれており栄養バランスを整えてくれます。
水で戻す作業が少し面倒ですが、チアシードを加えることで私たちの食生活をのバランスを整えてくれます。
ぜひ毎日の生活に取り入れていただけたらと思います^^。