記憶力向上と言えば、DHA・EPAが有名です。確かにDHA・EPA脳機能の向上に効果的です。
しかし、勉強している時にイライラしたりすると、勉強どころではありませんよね?
記憶のためには脳機能の向上も大事ですが、記憶するための体の環境作りも大切なんです。
今回の記事では、記憶力向上の効果が期待できる食べ物と同時に、脳を使用するための体を作る食べ物・飲み物を紹介しています。
記憶力を高めるために、様々な方向から体をメンテナンスしていきましょう^^。
文部科学省「食品成分データベース」
記憶力を上げるために必要な3つのこと
記憶力を上げるためには、3つのポイントを押さえる必要があります。
- ストレス軽減・幸福感
- 脳機能の向上
- 血流増加
以上、3つのことが揃って初めて記憶力の向上が期待できます。
心がざわついていたら勉強が手につきません。
同じ姿勢で長時間いると、血の巡りが悪くなり酸素が頭に回らなくなります。
「記憶力向上」と聞くと脳機能に注目しがちですが、実は「心の状態」や「血流」も記憶力には重要なことなんです。
記憶力向上が期待できる飲み物・食べ物6選
1.青魚
脳へのいい栄養素と言ったらDHA・EPAですね^^。
DHA・EPAは脳細胞を柔らかくすることで情報の伝達を促す作用があります。
また、細胞を活性化させる効果があります。
DHA・EPAは青魚に多く含まれるのですが、もし魚を食べるのが苦手でしたら、サプリメントやフィッシュオイルから摂るのもおすすめです。
DHA・EPAは、青魚から摂る場合もサプリメントから摂る場合でも、吸収率など変わりはないそうです。
Q:DHAとEPAは魚に含まれていると聞いています。
魚を食べるのとサプリメントなどで摂取するのと効果は同じですか?
A:DHAとEPAを摂取することでの効果は両者とも同じです。
引用:DHA・PA協議会
ただ「質」はあるので、安すぎるものは避けるようにしましょう^^。
2.チョコレート
チョコレートにはGABAが含まれています。
GABAは精神を安定させ、リラックス効果が期待できます。
また、チョコレートにはカカオポリフェノールが含まれています。
カカオポリフェノールは血管を拡張する効果があり、長時間の座り姿勢で悪くなった血の巡りの復活が期待できます。
勉強をしていると、だんだんと意識がもうろうとしてきたり、ため息をつきたくなる時ありませんか?
これは、「酸欠の状態」であることを意味しています。
血液の流れが悪くなることで、脳に酸素が行き渡らないんです。
酸欠状態で勉強なんてできませんよね?
チョコレートを食べると、血管拡張効果により脳に酸素がいきやすくなりますよ^^。
「脳に酸素を送る」という意味では、座る姿勢も大事ですので気をつけてみてください^^。
参考:みんなの健康チョコライフ
3.バナナ
バナナにはトリプトファンが含まれています。
トリプトファンは「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌を促します。
また、午前中にバナナを食べると、夜にメラトニンを分泌するようになります。
メラトニンは深い眠りに必須の栄養素です。
記憶は睡眠中に整理されるんです。
バナナは日中は精神安定(ストレス軽減)効果があり、夜には睡眠を促し記憶を整理してくれる、記憶力向上のための強い味方なんです^^。
4.生姜と唐辛子
唐辛子は血液を体の中心に集める作用があります。
一方、生姜は唐辛子とは逆で血液を体の末端へ流す効果があります。
唐辛子と生姜の両方を一緒に摂ることで、血液が身体中をぐるぐると回るようになるんです^^。
補足
冷え性対策に「唐辛子」を食べませんよね?これは、唐辛子を食べると指先足先が冷えるからです。
同じ「体を温める」でも、違いがあるので注意してください。本当に体を温めるには、生姜と唐辛子両方取り入れるのが一番です。
血の巡りがよくなれば、酸素や栄養素が体を廻るようになります。
その結果、記憶力向上効果が期待できます。
5.食物繊維の多い食べ物(ごぼうなど)
「腸の環境」も記憶力に大きな影響があります。
バナナの際に紹介した幸せホルモンとも言われる「セロトニン」ですが、実は脳ではなく「腸」から分泌されるんです。
そして、セロトニンを作りだす際、腸内細菌(善玉菌)が必須になります。
腸内細菌(善玉菌)を増やすには、食物繊維を多く摂る必要があります。
食物繊維は腸内細菌(善玉菌)の餌になるからです。
腸内細菌はいきなり増えたりするものではないので、中々効果を感じることはできないかもしれません。
しかし、日頃から食物繊維の多い食事を取り入れていくことで、高い集中力を発揮できる体になるはずです・・!
6.緑茶
緑茶にはカフェインとテアニンが含まれています。
カフェインには覚醒作用があり、「一時的」に脳の機能を向上することができます。
補足
カフェインを飲みすぎると「眠れない」などの副作用がある場合があります。飲み過ぎは注意してください。
また、テアニンにはリラックス効果があります。
心の安心感は記憶力に大きく影響します。
勉強中の合間に緑茶を飲むことはとてもお勧めできます。
まとめ
記憶力を上げるには、紹介した「6つの食べ物・飲み物」を取り入れていくことで効果を感じることができると思います。
大事なのは、脳の機能だけでなく「心や血流」も大切ということです。
いくら強い武器を持っていても、それを扱う能力を持っていなければ宝の持ち腐れになりますよね?
それと同じことです^^。
脳の機能を強くするDHA・EPAを取りながら、チョコレートや食物繊維の多い食事などで、脳を使うための環境を整えていくことを忘れないでください。
これら食べ物・飲み物をぜひ勉強に取り入れていただき、記憶力向上に役立てていただければと思います。