TBSの「名医の太鼓判」でシナモンのシミ・シワへの効果が紹介され、シナモンが注目を集めています!
シナモンに含まれる成分が毛細血管を刺激し、シミ・シワ改善が期待できるだけでなく、白髪改善にも期待できるんです^^。
しかし、シナモンを取り入れる際に気をつけていただきたいことがあります。
今回の記事では、シナモンの優れた栄養素などの「いい部分」を紹介すると同時に、「気をつけてほしい部分」も紹介しているのでぜひ参考にしてください^^。
この記事の目次
シナモンとは?ニッキとの違いは?
シナモンは江戸時代に日本に伝わったとされており、日本語では肉桂(ニッケイ)と呼ばれています。
漢方などで使用する際に肉桂(ニッケイ)と呼ばれており、一般的にはニッキと呼ぶことが多いです。
では、シナモンとニッキは同じなのか?というと、違います・・!
シナモンはスリランカ産でセイロンシナモンと呼ばれます。
一方、ニッキは国産。
また、シナモンと似たものにカシアがありますが、これもまた別物です(汗)
紛らわしいので、わかりやすいよう表にしますね^^。
シナモン・ニッキ・カシアの違い
- シナモン→主にスリランカ産。一般的なシナモンはこれ。樹皮を乾燥させたもの。
- ニッキ→日本産。根っこを乾燥させて使用する。八ツ橋に使われている。流通が少なく高価。
- カシア→チャイニーズシナモンと呼ばれ、中国・ベトナム・インドネシアなどが原産国。
それぞれ似ているものの、含まれる成分が異なります。
テレビ(TBSの「名医の太鼓判」)で紹介されているのは、セイロンシナモンというスリランカ産の一般的なシナモンです。
シナモンを購入する際は、成分表をみて「スリランカ産」・「セイロンシナモン」と記載のあるものを選んでください^^。
補足
セイロンシナモンやニッキ・カシアの大きな違いは「クマリン」という成分にあります。クマリンは肝障害を起こす可能性があると言われています。
紹介した3種類のシナモンの中で、カシア(チャイニーズシナモン)はクマリン含有量が圧倒的に多いです。セイロンシナモンを選びましょう!
シナモンの栄養素を紹介!
シナモンに含まれる主な栄養素を紹介します(粉状の物、100gあたり)。
- カロリー・・364kcal
- タンパク質・・3.6g
- 脂質・・3.5g
- ナトリウム・・23mg
- カリウム・・550mg
- カルシウム・・1200mg
- マグネシウム・・87mg
- ビタミンB1・・0.08mg
- ビタミンB2・・0.14mg
- ビタミンC・・0mg
- 葉酸・・0μg
- 食物繊維・・0g
ミネラル群からビタミンまで、幅広く含まれているのがわかりますね!
また、シナモンが注目されるのは、栄養成分の高さだけでなく「桂皮エキス」にあります。
桂皮エキスにより毛細血管の老化を防ぎ、傷ついた毛細血管の修復を行ってくれます。
その結果、シミ・シワに良い影響があるだけでなく、白髪改善にも効果が期待できるんです・・!
シナモンの効果効能3選!
1.白髪改善効果が期待!
白髪が増える原因は、毛根の栄養不足だと言われています。
毛細血管は毛根に栄養を送り届け、色素細胞(メラノサイト)がその栄養を元に髪の色を作り出しています。
しかし、栄養供給がうまくいかないことにより、白髪が発生してしまうんです。
シナモンはTie2(タイツー)という「毛細血管を作る細胞を結びつける作用」のある物質を活性化する力があります。
その結果、毛根に栄養が送り届けられるようになり、白髪改善が期待できるんです^^。
2.エイジングケア(シミ・シワ予防)が期待できる
エイジングケア(シミ・シワ予防)もシナモンのTie2(タイツー)刺激による、毛細血管改善によるものです。
血管全体の約99%は毛細血管です。
その毛細血管は、肌の各細胞に栄養や酸素を送り届けています。
もし毛細血管が傷つき炎症を起こしていたら、栄養や酸素が肌の細胞に送り届けられません。
その結果、シミ・シワとなって現れる可能性があるんです。
シナモンにより毛細血管をケアすることはエイジングケアにも繋がりますよ^^。
3.末端冷え性の改善
白髪改善の項目でも紹介しましたが、毛細血管は加齢や食生活により少なくなってきます。
高齢の方が冷え性を起こしやすいのはこのためです。
冷え性の原因は、血行不良です。
特に、指先などの「末端が冷えるタイプ」の冷え性は毛細血管の炎症等により、血の巡りが悪くなっています。
シナモンを摂ることで毛細血管の血の巡りが良くなるので、シナモンを生活に取り入れることをおすすめします^^。
シナモンの一日摂取量は?
シナモンの摂取量は1日0.6gまでにしてください。
これは、シナモンに含まれるクマリンによる肝機能障害を防ぐためです。
※食べ過ぎると、肝機能障害をおこす場合が
ございます。
目安としては1日0.6g(小さじ半分程度)です。
引用:日本テレビ「世界一受けたい授業」
ちなみにですが、「シナモンのスパイス瓶」を一振する場合と、「小さじ1杯」でどれくらいの量になるかというと・・・、
シナモン量の目安
- スパイス一振り・・0.1g
- 小さじ1杯・・約1.7g
一日のシナモン摂取量は0.6gまでなので、スパイス瓶を使用するなら6振りまで。
小さじを使用するなら半分より気持ち少なめ。
という摂取量が限度になるので注意してください。
特に、カシア(チャイニーズシナモン)はクマリンの含有量が多いので、カシアを使用したシナモンの場合はより注意が必要です。
シナモンを使用した”簡単”おすすめレシピ4選!
シナモンを使用した「簡単おすすめレシピ」を4つ紹介します^^。
- バナナシナモンヨーグルト
- シナモン入りカプチーノ
- 豆乳アイスチャイ
- シナモン風味のホットミルク
1.バナナシナモンヨーグルト
バナナの皮をむき、食べやすい大きさに切りレモン汁をからめる。
器にプレーンヨーグルトを入れて、バナナをのせ、はちみつ・シナモンパウダーを振って完成です!
2.シナモン入りカプチーノ
- コーヒー豆・・16~18g
- 水・・コーヒーカップ1.5杯分
- 牛乳・・コーヒーカップ2杯分
- ココアパウダー・・少々
- シナモンパウダー・・少々
- 砂糖・・適量
エスプレッソメーカーでエスプレッソを作り、ココアパウダー・シナモンを作るだけで完成です。
コーヒーにシナモンをかけてシナモンコーヒーにしても美味しいですよ!
3.豆乳アイスチャイ
- 紅茶・・2袋
- 熱湯・・100ml
- 豆乳・・300ml
<スパイス>
- シナモンパウダー・・小さじ1/4
- カルダモンパウダー・・少々
- 黒胡椒・・少々
- 生姜汁・・小さじ2
- コンデンスミルク・・大さじ4~5
- 氷・・4~6片
鍋に熱湯と紅茶を入れて火にかけ、1~2分煮ます。
紅茶パックを取り出し豆乳を加えて温め、スパイスの材料・コンデンスミルクを加えて混ぜ粗熱を取ります。
粗熱が取れたら氷を入れたグラスに注いで完成です!
4.シナモン風味のホットミルク
- 牛乳・・300~350ml
- シナモンパウダー・・適量
- 角砂糖・・適量
牛乳はお好みの熱さに温めておきます。
牛乳をカップに注ぎ分け、シナモンパウダーを振る。
最後に各砂糖を好みの量を入れたら完成です^^。
まとめ
シナモンは甘くて美味しいので生活に取り入れやすい上、栄養素も満遍なく含まれているので栄養バランスを整えるのにも役立ちます^^。
シナモンのすごいところは、Tie2(タイツー)を刺激することで毛細血管のケアができることです。
毛細血管は髪の毛・肌など、体のあらゆる所に栄養を送り届けています。
白髪やシミ・シワができるのは、毛細血管に傷があり炎症を起こしている(ゴースト血管)の可能性があるので、シナモンで毛細血管をケアすることで改善が期待できます。
しかし、食べ過ぎには注意してください。シナモンに含まれるクマリンという成分が肝障害を引き起こす可能性があります。
特に、カシア(チャイニーズシナモン)はクマリンが多く含まれているので注意が必要です。
シナモンはコーヒー・バナナ・豆乳・ホットミルクなど様々な飲み物に合うので、普段の飲み物にぱらっとかけるだけでもいいのが嬉しいですね!
ぜひシナモンを生活に取り入れていただければと思います^^。
https://vegetables.yasaioisii.net/archives/8954